6月2日 ジャージャー麺に、鰯とポテトのオーブン焼き

6月がスタート。
5.6月レッスンも中盤に向かいつつ。


前菜盛り合わせの1品は、屋台トースト。
こちらは私がずっとずっと以前に韓国に行ったときに印象的だったメニューのアレンジ。
地元の人たちの、日常の朝ごはんの定番。
あちらこちらの道沿いに並ぶ屋台で焼いてくれる、屋台トースト。
鉄板でさっと食パンを焼き、ハムも焼き、パンにのせて。
チーズものせて。
さらにのせる卵はスクランブルエッグ風もあったり、さっと炒めたキャベツなどの野菜を混ぜたオムレツ風だったり。
卵の上にたっぷりのケチャップ、そしてそしてその上に、のせるのは、砂糖。
そう、砂糖。
この砂糖が、甘ったるくなるのではなく、ケチャップの酸味をぐっとまろやかに、そして全体までもまろやかにまとめてくれる一役。
今回は ピックをさして、ピンチョス仕立てに。


あっという間に6月がスタート。
ときにじりじりとした日差し、ときに、じめじめっとした空気。
ああ、この季節がやってきた、と、カレンダーよりも先に体が感じる感覚。
あじさいの愛らしさとともに、この時期ついつい道端を眺めつつ、探してしまうもの。
今年も花の数は少ないものの、道端で見つけたのは、八重のどくだみ。

ここ数年、八重はもちろん、普通のどくだみへの愛も増しつつ。
どくだみの茎の香りも、愛おしく。
すぐのご近所さんの玄関先には、鉢植えの、八重のどくだみの満開に。
毎日通りがかりに、きゅんきゅん。
そっかあ、鉢植えなら広がりすぎることもなく、よさそう!


カレンダーに追いかけられるように。
試作が続く日々。
6月キッズおやつ教室&ジュニアおりょうり教室は、ジャージャー麵でいってみようかと。
かわいらしいリクエストは、麺!、そして、お肉!、ということで、ここしばらく思案した結果。

今月からのキッズ&ジュニアレッスンからは、まさに数年ぶりに、ようやくようやく子どもたちの包丁しごとも再開予定です!
ここ数年はひとりひとり完結の作業、を意識して、かなり子どもたちにさせてあげられる作業にも制限があり。
ということで、久しぶりに包丁じかんも。
自分できるだけでおいしく感じることも、特に子どもたちには多々、多々。
おいしさ、にはそんなうれしい気持ちも加わるもの。
6月キッズ&ジュニアレッスンは、ジャージャー麺!


レッスン後に注文しておいたレモンパイを取りに行き。
ここしばらくのレモンパイ構想。
近くのお菓子屋さん「
BORTON」さんへ。
こちらの、さくさくさくっと軽やかなパイ菓子が大好きで、BORTONさんだったら、どんなレモンパイなのだろう、と。
その日のラインナップにはなかったのだが、ご相談したら作ってくださることに。
ということで、いそいそと、いそいそと。

レモンパイと一緒に、同じようにトップにメレンゲをトッピングしたチェリーパイなどなど。
まずは眺めて、なるほどなるほど。
今日は、アイスコーヒーと合わせて。

いつもながらの、さくさくさくっと軽やかなパイ生地の中には、たっぷりのレモンカードと、そして中に潜んでいるのはパッションフルーツのピュレ。
はっとするほど爽やかに、そしてこっくりと。
そして、こちらの軽やかなメレンゲとのバランス。
パッションフルーツのトロピカルな風味が主張しすぎず、全体を華やかにまとめる印象。
チェリーパイも魅惑。
パイ生地の中にはチェリー、カスタード、そしてフランボワーズの取り合わせ。
うっとり。
ほどよいバランスのメレンゲのおいしさをしみじみ。
今までは実はメレンゲにあまり魅力を感じていなかったのだが、ここしばらく、すてきなメレンゲ使いをたくさん拝見し堪能させていただいたおかげで、その印象はすっかり変わり。
さあ、レモンパイインプットもここで一段落。
ここからはレモンパイアウトプット。


7.8月、初夏の地中海料理レッスンに向けて。
爽やかな食後スイーツはレモンパイ。
そして主菜は、いわしとポテトのオーブン焼きで行こうかと。
こちらもここしばらく数度試作しているのだが、改めて、すてきなメニュー!
めどは立ったものの、少し心配なのが、レッスン期間中の、無事の調達。
が、その心配よりも、みなさんにご紹介したい気持ちの方が数段大きいところ。

とある日は、間違えて、パン粉をのせずに焼いてしまったのが、これはこれで、皮目のパリっと感が主張され、上々。
サイズを変えたり、仕上げの味付けを変えらり、あれこれ試作中。
7.8月レッスンのご案内は、ホームページにて6月15日前後となっております。


先日漬けたらっきょうが、ちょうどよい食べごろに。
大好きなので、ちびちび楽しみつつ。
そのままぽりぽりも好きなのだが、ちょっとひと手間加えたおいしさも格別。
ここしばらくの定番は、輪切りにしたらっきょう漬けに、青じそとごまをぱらりぱらりとまぶして。
箸休めにぴったり。

そして、ついつい。
アヒージョが恋しくて、アヒージョ用にらっきょうを調達する日々。
ほくほくとしたあの食感を想い出すとついつい。
この時期だけのお楽しみ、らっきょうのアヒージョ。

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5月31日 「エビスマガジン」6月は、青梅ジャムのバインミーと、青梅の甘露煮をのせたくずきり
*おしらせ*サッポロビールさんの、ビール時間がもっと楽しくなる情報をお届けするウェブマガジン「
エビスマガジン」連載のお知らせです。
季節を楽しむ幸せレシピ、と題して。
旬の食材を使って料理をすることで、手軽に季節を感じることができることを実感する日々。
この連載では季節の移ろいが感じられるような“しあわせレシピ”を、日々の楽しみ方の秘訣とともに毎月ご紹介しています!

6月は、梅の季節。
そろそろ梅雨入りの空気感。
梅雨の時期の鬱陶しさを一掃すべく、爽やかなレシピなど。
6月は、青梅ジャムのバインミーと、青梅の甘露煮をのせたくずきりをご紹介しています。
普段のサンドイッチ感覚で、アジアンすぎないバイン・ミーには、青梅のジャムを忍ばせて。
それから、こちらも涼を感じるべく、くずきりには、青梅の甘露煮を添えて。
梅酒を漬けている方は、梅酒の梅を使うのも、とってもおすすめです。
よろしければ、ご覧くださいませ。


5月キッズおやつ教室も無事終了し。
「
キッチンの風景」、アップしました。
園児さん向け、キッズおやつ教室。
みんなで、スコーンサンドを作りましょう!
はじめまして、のご参加もあり、新年度初回は、いろいろあります、あります。
ピック作り1つも、もう大喜び、大喜び。
スコーンにはさむジャム選びも、ちょっとしたお祭りのよう。
チェリーのジャムが大人気、ということで、いつの間にかチェリーコールなど。

我が子たちにもこんな頃があったなあ。
これでもかというくらいにピュアでまっすぐな子どもたちとのひととき。
自分で型抜きしたスコーンを焼いている間に、スコーンサンドを仕上げて。
2つを並べて詰めたらできあがり。
またまたこれでもかというくらいに大喜びの子どもたちを眺めつつ。


そして5.6月レッスンも、中盤に向かいつつ。
あちらこちらの紫陽花が一気に色づく頃。
我が家の紫陽花たちも、テーブ演出役に。


薬味やハーブ香る、初夏の韓国料理レッスン。
あじさいの眺めも加わって、テーブル一面には、なんとも爽やかな風景。

5.6月レッスンの食後スイーツは、韓国伝統菓子・薬菓をのせた、雑穀ときなこの韓国風ミニパフェ。
手作りの薬菓のおいしさ!
まわりはザクザクっとした食感に、揚げた香ばしさとシロップの甘みが広がり。
韓国茶と合わせて、のお茶じかんをお楽しみいただきつつ、みなさんとのおしゃべり時間。

この時期にも咲くのですね!
お庭の、ほころび始めのミモザをいただいて。
四季咲きの品種のミモザ、春よりもこれからの季節が花盛りになる、とのこと。
ミモザのつぼみの愛らしいこと、愛らしいこと。
そして枝の切り口からは、緑に包まれるような優しい香り。

あまりの愛らしさ。
ドライにするものおすすめですよ、とうかがったので、そのままスワッグ仕立てにして、壁に飾ることに。
ころころと丸いつぼみと、シャープな葉のコントラストもまた美し。


運動会振替でお休みだった娘と、合間じかんにお散歩しながら、ふらりとお茶じかんなど。
近所の、
ordへ。


今日のお目当ては、エスプレッソ&トニックウォーター。
グラスの下半分は、シトラス風味のトニックウォーター。
そして上半分には、エチオピアのフルーティーなコーヒーをエスプレッソで。
混ぜていくと、味は変化していく楽しさと、そしておいしさ。
爽やかな酸味とそして驚くほどフルーティーな清涼感は、これからの季節にぴったり。
合わせたのは、チェリーとマスカルポーネのタルトバー。
ざくざくっとしたタルト生地の上に、マスカルポーネ、そしてカットしたアメリカンチェリー。
シンプルなおいしさの相乗。


さてさて、7.8月レッスンに向けて。
夏の地中海料理レッスンは、レモンをテーマに。
ということで、食後スイーツに思案中のレモンパイをあれこれ試作中。

とある日は、あのお店のイメージで、とある日はこのお店のイメージで、とまだまだ、構想がまとまりきらず・・・。
切り口は、お家でも気軽に作ることができて、夏のレッスンなので、オーブン時間は極力短く、そしてどっしりしすぎないレモンパイ。
まだまだレモンパイ構想は続き。
夏に向けて。

5月29日 初夏のお料理と、運動会おべんとう

日差しを感じつつも、風はなんとも爽やかな、そんな一瞬の季節。
ご注文のお料理も、初夏をイメージしながら。
呉豆腐にも抹茶をまぶし。

そして、スイーツの抹茶プリンにも。
あ、一瞬、見分けつきづらすぎ。

早朝のオーブンから、コンロから、美味しい香りが相乗する臨場感。



料理やお菓子が一通りできあがり、さあ箱詰めじかん。
今回は、大きめの松花堂弁当箱を引っぱり出してきて。
お仕事させていただきながら、このワクワク感、ありがたい限り。
料理を仕込む楽しさはもちろんなのだが、ああ、箱詰めの楽しさ。
イメージを広げつつ、実際にイメージ通りに心地よく収まれば、上々。
今回はすべてイメージ通りに収まり、ありがたきコンプリート感。


松花堂の、THE和テイストな雰囲気を、カジュアルにまとめつつ。
今回は、お祝いの集まり、ということで、真鯛のアクアパッツアもご用意。
アクアパッツア、改めて、すてきなお料理だなあ、と作りながらしみじみ。
鯛の塩焼き、も華やかながらも、身質がどうしてもパサついたり。
が、アクアパッツア、イタリア語で、美味しい水。
水分を加えて、蒸し焼きすることで、華やかさもきちんと押さえつつ、身質もしっとりとしたおいしさもご堪能いただけていたら幸い。
*ご注文の初夏のおりょうり お品書き*・彩りラペ
・ひじきのハラペーニョ炒め
・呉豆腐
・ケールとキヌアとベリーのサラダ
・生のりとオートミールのお椀
・海老とほたての青のりパン粉焼き
・パングラタン
・ちらしずし
・真鯛とあさりのアクアパッツア
・抹茶プリン
・新茶のマドレーヌ


暑さ感じつつも、爽やかな週末。
娘の、小学校運動会。
追いかけられるように、気づけば、そんな季節。

運動会おべんとうリクエストは、不動の、肉巻きおにぎり。
そして、渋いね、ちくわチーズなど。
*運動会おべんとう お品書き*・彩り野菜のラぺ
・ひじきのハラペーニョ炒め
・ちくわチーズ
・ソーセージ
・青のりを入れた玉子焼き
・肉巻きおにぎり
・さくらんぼ


とにかくの運動会日和。
元気いっぱいな掛け声と、圧巻の一等賞を観ることができて、上々の運動会となり。


ここしばらくの、みんなの予定が合う日に、と、子どもたちからの熱~いリクエストで、なぜか久しぶりのボーリングなど。
ボーリング場の、驚くほどに、あのころと変わらない空気感と、あの匂い。
あまりに久々すぎて、我が衰えを感じるひとときでも、あり。ああ、悲し。


ボーリング、バッティング、シュートを繰り返し、の、日曜日。


そろそろそんな時期。
すきま時間に、サイクリングしながら。
数年前に教えていただいた、桑の実スポットへ、ふらり。

1年に一度訪れる場所。
その眺めを見つめた瞬間に、数年分の、ここでの記憶が一瞬でフラッシュバックする感覚。


大きな桑の木の下に立つと、ジブリ映画のような心地よい風が流れ。
風の音。
そして風が吹くたびにぽとん、ぽとんと落ちる、完熟の桑の実。
ありがたみを感じるべく、さっと作って数日で食べ切る分だけを摘んで。
摘みながら、つまみ食いなど。
フレッシュの桑の実の、ほどよく野性味ある軽やかなおいしさ。

やっぱり、ここの桑の実の実なりは、圧巻。
帰宅後、摘んだそばから、さっそく40%の砂糖でジャムに。

レモンを加えた瞬間に、鮮やかな色合いに。
ジャムにすると、桑の実の、もちもちっとした心地よい食感が魅力的で。


桑の実ジャムを炊いているとああ、この季節がやってきたのだなあ、と。
私の中での、初夏の風物詩の1つ。

ぐっと暑さが増した週末。
おやつリクエストに、くずきり。
できたての葛切りのおいしさは、専門店にも引けを取らないほどのおいしさ!
そして実は、葛粉さえあれば、あっという間にできあがる、気軽な和菓子。

基本の材料は、葛粉と水のみ。
驚くほどのシンプルな。
葛粉に水を加えたものを型に薄く流して、湯煎であたためて。
氷水で冷やせばできあがり。
今日は、たっぷりの黒みつとアイスクリーム、そしてアメリカンチェリーを添えて。
眺める涼。

5月26日 魅惑のフェデウアと、銀座にふらり、レモンパイリサーチ

初夏から夏へ向かう季節にぴったりの試作。
先日、
Casa Sekiでいただいたおいしさの記憶がフレッシュなうちに。
パスタのパエリア、フェデウアの試作など。
以前、お米とパスタのハーフ&ハーフは何度も作ったのだが、極細パスタでのフェデウアは何気に、初試作。
もう数回作っているところなのだが、いやあ、あっという間にできあがる魅力。
驚くほどにあっという間に。
そして、もちろんの美味、美味。
そしてこれまた魅力的なのは、ライトなこと。
お米ほどどっしりしていないので、重すぎないのがありがたく。
ということで、昨年のレッスンでたいへんご好評いただいた、普段使いのパエリアに続き、7.8月レッスンでは、普段使いの、パスタパエリア、フェデウアを登場させたいなあ、と思案中。
お家にある食材で、スーパーで調達できる日常の食材のみでできあがる、日常のフェデウア。
その上、ありがたきクイックメニュー!!!
昨年は、まだまだ引き続きのコロナ禍、最初からのお取り分けスタイルだったのだが、今回は、テーブルセンターポジション確定か、と妄想が広がり中。


午前早めの銀座へ。
打ち合わせのロイホがなんともすてきだった件。
ついつい長居したくなるほどの、しっとり落ち着いた空間にて。
改めて、居心地よいと感じる場所に滞在する、ありがたさ。


打ち合わせの後、駆け足で用事を済ませ。
ぜひぜひのぞいてみたかったのは、無印の
ブレンドティー工房。

じっくり選ぶ時間はとれず、走り見、だったのだが、これは魅惑的。
32種類のオリジナルレシピから、シーンや気分に合わせて茶葉をその場でブレンドしてくれるシステム。
ついつい緑茶がに気になり。
緑茶と赤じそのブレンドや、緑茶とラベンダーのブレンドなどなど。
フレッシュの赤じそがで回ってきたら、ぜひぜひ試さなくては。
こちらは無印のアンテナショップ的で、品揃えはもちろん、展開やディスプレイやまでとっても魅惑的、もっとじっくり眺めたかった!


本日のお目当ての1つ、モダンギリシャレストラン「
THE APOLLO」へ。
以前いただいたレモンパイが忘れられなくて、その記憶をリセットすべく、再訪。

スタイリッシュで広々した、開放感あふれる店内にて。

新鮮な食材を活かし、オリーブオイル、新鮮な野菜や魚介類をたっぷり使ったヘルシーなギリシャ料理は世界無形文化遺産。
遊び心もふんだんなメニューに、今回もすっかり満喫させていただき。
まずは、イエローエンドウ豆のディップに、アポロオリジナル ピタブレッド。
エンドウ豆のディップのアクセントはケイパー。
粗みじんのケイパーと、その香ばしさと酸味がよりビビットな、素揚げしたケイパーの絶大な存在感。
しっとりほどよくもっちりしたピタブレッドにたっぷりのせて。


主菜は、初めていただく、こちらのシグネチャーメニューの1つ、ラムショルダー ザジキソース レモン添え。
10時間じっくり煮込んだラムの煮込みをオーブンでさらに1時間焼き上げジューシーに仕上げた一品。
一緒に合わせるザジキソースに、ひたすらうっとり、うっとり。
ギリシャヨーグルトにきゅうり、、ニンニク、オリーブオイル、レモンをミックスした、こっくりとしつつ、それはそれは爽やかなソース。
魅力は、たぶん、そのきゅうり使い。
きゅうりの、まさに、いいところだけが引き出される、きゅうり使い。
そして、ハーフカットにレモンの、ぎゅぎゅぎゅっと絞りながら。
添えられた、ベビーポテトのローストも、すてきな存在感。
もっと大きな胃袋が合ったら、と何度思ったことか。


だいぶお腹も心も満たされつつも、今回のお目当ての、変化球、レモンパイ。
そうそう、これこれ!
以前うかがった時には、まだまだだいぶ小さかった娘と。
このレモンパイは確か、あの席で、ほとんど私の口へは届かなかった記憶。

変化球レモンパイ。
その感覚は、まるで因数分解。
レモンの爽やかな酸味とコク、そしてサクサクっとした食感、それから絶対的にふわっとなめらかなメレンゲの存在。
こういう展開が、楽しい、楽しい。

きめ細やかなとろりとしたメレンゲと、サックサクのクランブル、そしてお皿に底には濃厚なレモンカード。
お口の中で、まさにレモンパイのおいしさがまとなり、広がる妙。
お腹はいっぱいなのに、口元は頬張りたい欲望に包まれて。

街並みのあちらこちらにすっかり咲き乱れるあじさいの眺め。
まさに、この時期だけのお楽しみ。




レモンパイを頬張ったばかり、にもかかわらず、レモンパイリサーチなど。
レモンパイ調達に数件はしごして。
昔、大好きで足繫く通っていた、「
AUX BACCHANALES」ながらも、レモンパイの存在に気付いていなかった不覚など。
それからつい先日、大歓迎したレモンパイの感激を、もう1度、などなど。

帰宅後さっそく、みんなで食べ比べ。
左手前から、先日大感激した、
GESHARY COFFEEのレモンパイ。
その隣は、オーバカナルのレモンパイ。
その隣が、以前いただいて好みだった、
THE CITY BAKERYのレモンパイ。
そして、
星乃珈琲店のレモンパイとずらり。

GESHARY COFFEEのレモンパイの整い方。
中央のライムのピュレの存在感と、レモンカードのなめらかさ、そしてメレンゲのほどよいボリューム感と口当たりのなめらかさ。
そして全体を包み込むのに繊細なほど薄いパイ生地。
オーバカナルのレモンパイは、レモンカードがとってもなめらかで優しく、サイズ的には一番大きいのに軽やかなおいしさ。
THE CITY BAKERYのレモンカードは、一番濃厚でこっくりしていて、ちびちび、ちびちび楽しみたいタイプ。
そして星乃珈琲店は、パイ生地の上にアーモンド生地が焼かれていて、気軽に食べやすい印象。
レモンパイ、と一言で言えども、それぞれのレモンパイにそれぞれの魅力とおいしさ。
そして、改めて、GESHARY COFFEEのレモンパイの洗練されたおいしさに脱帽。
すっかりレモンパイづいている日々、さあ、イメージを広げて、試作へ。


週末のご注文に向けて。
仕込みを少しずつスタート。
前菜の一品、ひじきのハラペーニョ炒め。
こちらは作り置きにもとってもおすすめ。


芽ひじきに、今回は、にんじん、かぼちゃ、ひよこ豆に、ベーコン。
さっと炒めて、味付けし、仕上げに、これからの季節にぴったりの、タバスコ・ハラペーニョを加えて。
辛くなる、のではなく、ひじきの磯の風味が爽やかに感じられる魅力。

そして、もう1品。
すっかりすっかり定番の、ナッツ松風。

もう何度焼いているかわからないほど、大好きなメニュー、ナッツ松風。
粗みじんのナッツをのせたり、ホールのナッツをのせたり。
切り口の表情の愛らしさと、頬張ったときにふわりと広がる粉山椒の香りがアクセント。
そしてずらりと並んだ眺めの愛おしさ。

5月24日 新年度ジュニアおりょうり教室、スタートしました

今週からスタートした、新年度ジュニアおりょうり教室。
本年度も、元気いっぱいな新1年生から5年生まで。
新しい年度の、曜日ごとのお顔ぶりから生まれる、その曜日その曜日の空気感がそれぞれ、なのも、開催する側からすると、とってもおもしろくて。


新年度スタートの5月は、スコーンサンド。
まずはみんなでスコーン生地作りから。
粉と砂糖と塩少々、バターに、卵に牛乳。
そして今回は、5月といえば、の、新茶の茶葉も加えて。
作り立てのスコーン生地を、1人分ずつ。
生地を軽く折り畳んで、押しすぎずに、優しく麺棒で生地を軽く広げ、型抜きなど。
いつもながら、子どもたちは生地いじりが本当に大好きで。
ついつい、いじりすぎなところ、「ストップ!!!」、「伸ばしすぎないよ!!!」、あっちにこっちにお声がけしながら。


1人ずつ型抜きした生地をオーブンで焼きながら、今度は、スコーンサンド仕事。
こちらは少し前に焼いておいたスコーンを、横半分に切り分けて。
サワークリームとお好みのジャムをサンドして。
ジャムは、初夏のイメージのもと。
チェリーに、マンゴーに、そして、梅ジャムは、ちょっと渋すぎた模様。
今のところの数日の結果は、不動の人気にマンゴー、そして色合いの愛らしさにチェリー、梅は、希望者なし。
眺めて、ひとまずの、季節感を感じていただくべく、ということで。

最後に、焼き立てスコーンも一緒に詰め合わせて。
ほのあたたかいスコーンのおいしさはもちろん、すっかり落ち着いたスコーンのおいしさもぜひぜひのおすすめ。
さらにさらに、リベイクも実におすすめ。
お家での、ご家族の方との、おいしいおやつじかん、お茶じかんとなりますように!



ジュニアレッスンの合間に。
7.8月レッスンに向けて、ヒント探しも兼ねて。
オープン情報をうかがいつつつも、足を運ぶタイミングを逃しつつ、大いに気になりつつ。
スペイン料理「
Casa Seki」へ。
窓際のテーブル席にて。
まずの前菜盛り合わせ。

ガスパチョよりもとろみがしっかりとついた、サルモレホというトマトのスープは、こっくりとしたおいしさ。
そして塩だらとじゃがいものブニュエロも、とろり、こくのあるおいしさ。
cavaが、進む、進む。

カタルーニャ風サラダには、大好きなロメスコソース。
ロメスコソースの、色合いの鮮やかさと、パプリカの旨みとそしてアーモンドのコク。
と、キッチンの方からは、芳醇な香り。
できたてのパエリアパンを持ってきてくださってまずはその眺めと香りを満喫する臨場感。
そして美しくお取り分けいただいて。
こちらのスペシャリテ、パエリア。
今回は、心を決めていた、魚介のパスタパエリア。
スペインの極細パスタ、フィデウアのパエリア。

ほおばりながら、お米のパスタよりも、重くないのが魅力的。
お味の染み込みも、食感も心地よく。
アーリオソースをつけながら。
前菜からパエリアまで、ワインと合わせて楽しむことができるのも魅力的。
国立駅周辺にはスペイン料理のお店がなかったので、ありがたい存在。

7.8月レッスンに向けて。
レッスンに向けてのリクエストはありがたい限り。
今回のリクエストの一品は、デパ地下でも定番の、とあるお惣菜屋さんのメニュー。
真いわしとポテトのロースト。

半身のいわしが、筒状のマッシュポテトの上にのって、パン粉のせ焼きでローストされていて。
焦がししょうゆバター風味ノソースをまとい、白いごはんにもよく合うテイストに。
一緒に焼き上げたマッシュポテトが全体をうまくまとめてくれる印象。
そしていわしだからこその、風味と身の大きさ、厚み。
が、他の魚でもアレンジも利きそう。
コンスタントな仕入れをするためには・・・。
7.8月レッスンでさっそくほどよくアレンジして登場させられますように。
ありがたきリクエストに感謝、感謝。

私が調達したものがたまたまだったのか。
今年は、アメリカンチェリーが大味なものに出くわすことが多いような。
そんな時にはフルーツマリネ。

今日のものはかなり大味だったので、カットしたものにたっぷりめのバルサミコ酢クリームとほんの少々の砂糖をまぶしてマリネして。
お皿に盛って、チーズを合わせて。
仕上げにブラックペッパーと、オリーブ油を回してできあがり。
いただきますのタイミングで、レモンを絞り。
フルーツの一皿があると、ぐっとテーブルに季節感と華やかさが広がり。
季節に移ろいに合わせて、フルーツも移ろい。

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