
お散歩しながら、焼津港を目指す。港には大型の遠洋漁船が間近に、こんな眺めも日々、だったのだなあ、と。
港沿いを散策し、近くにある「焼津漁業資料館」へ。昔ながらの資料館なのだが、実は初めて訪れる。焼津の漁業に関する資料が展示された資料館。まず目に入ったのは、1階奥にどんと鎮座する木造のかつお漁船。もちろん吸い込まれるように中に入っていく子供たち。そして、操縦することしばし。「ゆふき隊員!」と、オリジナル設定で盛り上がるあては、そして、大きな、大きな木製の舵輪に完全に魅了されたゆふき。
焼津にゆかりのある小泉八雲が滞在していたものと同様式の漁民の家には火鉢に米櫃、ゼンマイ時計などがほの明るく照らされ。2階には使い込まれた船大工道具や漁具など。古道具のシンプルな作り。
駅方面に進み。暮らしていた頃にはこんな風に焼津の町を歩くこともほぼなく。今こうやって、離れた地として、時に訪れる地として。「あては、かき氷食べに行こうか?」 家近く、古びた商店街の端にあるお味噌やさん「こうじや」へ。ふと思えば、この夏初氷。今回の帰省も残すこと数日。いつになく長かったかも。母についつい嫌な言葉を発し。1週間を過ぎると、いつものパターン。そして、さりげなく間に入ってくれる父。これもいつものパターン。
帰りの車には、私たちと一緒に、子供の頃に回して作ってもらった、懐かしのかき氷器も乗車予定。「家庭用氷削り器」、それはそれはレトロな箱に入ったかき氷器。
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