
草津紅葉旅行、3日目。のんびりと午前中を過ごし、ホテルの入口にて、ずらり並ぶ朝採り新鮮野菜を買い込み、出発。旅行最終日の今日は軽井沢方面を目指す。と、ほどなく中軽井沢にたどり着き。ハレニレテラス、「川上庵」にてきりりと冷えた、コシのあるそばを食べ。「軽井沢マルシェ」にて採れたてのきのこあれこれなど、「丸山珈琲」にて秋限定ブレンド、「沢村」にてハード系メインにパンを調達し。
ふと思い返せば、今日のコースは5月の軽井沢旅行と同じく。が、今日は途中、碓氷峠近くのめがね橋に立ち寄り。一面紅葉の山々の中、赤いレンガ造りのなんとも風情あるアーチ型の鉄橋橋。そして、橋の上からの眺望。当時の車窓からの眺めを想像しつつ。
そして、この余韻を残しつつ、「碓氷峠鉄道文化むら」へ。入口からぐるりと円を描くレンガ造りは、そう、先程のめがね橋がモチーフとなっているのだ。前回の訪問で勝手知ったるや、すでに遠くのほうまで駆けているあては。周りの山々を背景に屋外展示スペースに整然と並ぶ名車両。そして、その周りに線路が敷かれたミニSLに乗り込むあてはたち。ちょうどいいロケーションでその姿を、とスタンバイする場所を探していると、あっ!!!あちらこちらに落ちているのは、楓(フウ)の実。思わず夢中になって拾うことしばし。うまく説明しづらいのだが、イメージとしては「うに」。直径3僂曚匹竜緇△燭さんのかなりシャープな小さな突起と穴、そのなんとも愛らしいフォルム。そして、木を見上げれば、まだ青い楓の実もたくさん。へえ、こんなふうになっているんだあ、と思わず撮影任務を忘れそうになるほど。そういえば、3、4年前の金谷寸又峡SL旅行の時に、初めて楓の実を拾った記憶。その時拾った実は、今でも大切にクリスマスツリーやリースに飾っている。そして、その時以来。どうも、機関車がなにかをつないでくれているようで。きっと、いつかまたどこか機関車の見える場所で。
夕方前、さあ、一路国立へ、と高速を走らせていると、まったく怪我はなかったものの、ちょっとしたトラブルなど。一瞬、怖い思いをしたが、思い返してみても、運が悪かったとしか言いようがない。初日にワインボトルが割れたとき、あと1つくらい何か起こるかもしれない、そんな予感がこれだったとは。旅の終わりにしっかりと厄を落とし切った、と信じて。そんなことがありつつも、想い出がたくさん詰まった草津紅葉の旅となり。
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