
教室キッチンに少々の補修。こういうときには、父頼み!ということで、工具箱を積んで、東久留米の父がやってきてくれた。まずは、先日買ってきた材料を広げて、相談。私のぼんやりのイメージを伝え。お昼ごはんを食べに行きがてら、少々の材料を買い足し、さて、作業開始。と、いっても、父が。のこぎりで材を切り、鉋をかけ、錐で穴を開け、ネジをあて、と手馴れた、ていねいな仕事ぶりを完全に気楽なギャラリー鑑賞。時折、頼りない現場監督風に、「高さはこの辺で。」とか、「間隔はこのぐらいで。」と口だけはさみ。その頃、デッキでは、そんな父の姿に感化され、あては工房が。余った木材などが並べられ、木槌でトンカン、トンカン。そして、ほどなく、小さな扉が完成し。ありがたい限り。
ほんの少し、目新しくなったキッチンにての初仕事といっては、大げさだが、ハロウィンクッキーの袋詰めなど。ふと、思い返せば、ちょうど2年前のこの時期にも、父に召集をかけ、デッキ修理をお願いした記憶。それも確か、敬老の日に父に重度の肉体労働をお願いした、というオチ。帰り際に確か、その日に焼いたハロウィンクッキーを手渡したような、そこからの記憶のさかのぼり。いつも、こんなお願いにも快く応じてくれる父。
夕方、いつのまにか眠りに落ちた我が家の3人。こんなこと、初めてかもしれない。「シーン」という効果音が本当に聞こえてくるのでは、と思うほどに静かな家の中。そんな静けさの中でのキッチン時間がなんともありがたく。今日の試作は、「炒めなます」。短冊切りにした野菜などをさっと炒め、調味料をからめ、ごまをまぶし。いつものなますよりも、コクもあり、熱が通るので、酸味もぐっと和らぎ。ありあわせの野菜で作ることができるので、日々のちょっとした一品にも良さそう。と、静かな家の中、ひとりごとなど。
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