いつもよりだいぶ早めにスタートした、月に1度の大磯レシピ試作の日。今月のテーマは、「おせち&お正月レシピ」。おせち、といっても、もうさんざん、定番レシピはやり尽したので、ちょっとした変化球メニューなどの取り入れ。好評だったのは、その1つ、「ぶりの照り焼き スパイス塩仕立て」。おせちでの定番のぶりの照り焼き、焼き上がりにパラリ、ぐっと変わる印象とそして、なんとも癖になる魅惑的な香りと風味。この「スパイス塩」、実に魅力的。フライパンにコリアンダー、クミン、フェンネル、エルブ・ド・プロヴァンス、くるみやごまなど細かくしたナッツ、そして塩を加え、弱火も弱火でじっくりあたため、香りを引き出し。これを小瓶などに入れ、保存。フライパンでじっくり焼き、しょうゆと砂糖のツメをからめたぶりの照り焼きの仕上がりにパラリ。この絶妙な存在感たるや。しょうゆと砂糖の、口がほっとするおいしさに本当に絶妙なアクセント。ホールのスパイスが口の中でぱちっと弾けたときのおいしい楽しさ。
今日は1日中降りしきる雨の気配を感じながら、まずは一足も二足も早いお雑煮を柳田さんと口へ運ぶ。「ああ」とお互いに思わず、声がこぼれ。清汁仕立ての椀を一口、口にしたときの、なんともいえない、満たされる感覚。1品1品について、コメントし合いながら、いつのまにかついつい話し込み。日々、「食」と向き合い、そして、「食」を通して人と関わり合う、そんな同志として。教室についても、楽しいヒントをたくさんもらい。夕方からの教室に向けて、足早に帰っていく柳田さんを見送って。
夕方のお迎え前の駆け込み、しとしと雨の中、「北欧、暮らしの道具店」の「冬支度展」をのぞきに。今日の寒さがぴったりの演出だったのかも。店内の「あたたかくなるもの」を眺めていたら、なんともゆった~りとした気持ちに。今日はオリーブのすてきなバターナイフを見つけて。
明日はあてはの七五三。さて、さっそくのバターナイフ使いを堪能できる、ゆったりとした朝は、迎えられるだろうか。
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