教室ラッシュの今週。と、朝からやや熱っぽいあては。珍しく幼稚園には行かず、家にいたいという。ということで、生徒さんたちに事情をお伝えし、2階で過ごすあてはの様子を時折見にいきながらの教室とさせていただく。
毎年この時期恒例の雑煮。今までに何種類の雑煮を作ってきたことか。ご当地雑煮の数しれず。毎年こうやって、各地の雑煮巡りレシピ。今回は「千葉風雑煮」。清汁仕立て、仕上げにのり、青のり、そしてかつおぶしを天盛りに、と房総など海に近い地域ならではの磯の香りふんだんな雑煮。まずはていねいに一番だしをひき、里芋を六方にむき、水菜を切り揃え、餅を焼き。ほどよく背筋がピンとするような雑煮仕事。仕込んだ具材を椀に盛り付ける。盛り付けにポイントがいくつか。まずは餅をおき、彩り良く野菜を盛り、霜降りした肉を盛り。一通り盛り込んだところで、改めて手直しなど。右手の菜箸と左手の指先を使って、全体をキュッと中央に寄せて、立体感を出し。そして椀の余白を引き立てる。それから温め直した汁を具材の回りからはる。せっかくの盛り付けを活かすように、回りから。瞬間、焼いた餅の香ばしい香りが広がり。そして、仕上げにのりやかつおぶし、そしてふりゆず。なるべく汁があたたかいうちに一口、口へ運びたいもの。思わず声がこぼれるしみじみとした味わい。やっぱりおいしい椀は心にまでおいしいが届くような。毎日とは言わずとも、生地から仕込むミートパイ同様、よおし、今日は!というほどよい気合いのもと。
無事みなさんを見送り、あてはの元へ。まだまだしんどいよね。小さいながらも、私の運命共同体として、がんばってくれている我が子たち。教室終盤から、そして教室が終わってからも、子供たちのサポートをしてくれたシッターの彼女の協力のもと。
スポンサーサイト