
今日は、「季節のマドレーヌ2種(早春)」を焼く。冬の名残、そんなイメージで、コクのあるこがしきなこを加えた生地。、もう1つは、食材自体は冬、なのだが、その色合いといい、爽やかな風味といい、なんとなく早春を感じるような、にんじんのマドレーヌ、の2種。
「にんじんのマドレーヌ」、くにたち産にんじんをみじん切りにして、くにたち産夏みかんと砂糖を少々加え、電子レンジにかけると、なんとも鮮やかな色味とそして爽やかな風味、そしてにんじん本来の甘みも出て。今回は生地をふわあと仕上げたかったので、このフレッシュのにんじんとにんじんパウダーを両方、生地に加えた瞬間に、生地全体がなんとも愛らしい色合いに。
「きなこのマドレーヌ」にはトッピングにくるみ、カシューナッツ、ドライのいちじく、かぼちゃの種、けしの実。「にんじんのマドレーヌ」には、くるみ、アーモンド、かぼちゃの種、アラザンを散らして。
クーラーにマドレーヌずらり、の眺め。ふと思えば、私のマドレーヌの始まりは、15年前。自分の結婚式に焼いた「コーヒー風味のマドレーヌ」、から始まっている。いとこで、静岡のケーキ屋さん「マリアサンク」オーナーの彼女か作ってくれたマドレーヌがとってもおいしかったので、教わったレシピをベースに。友人や親族の結婚式に焼いたり。今はマドレーヌをご注文いただくこともあり、いまだにフィリングをかえつつ、せっせと焼き続けているお菓子。
マドレーヌの余熱が冷めるのを待ちながら。8日の「くにたちマルシェ」に向けて、食材の買い出しを一気に。もう少し分散しての買い出しにしたかったのだが、なんせ生鮮もの、なので、とにかく今日はあっちへ回り、こっちへ回り、あっちへ戻り、こっちへもう1度、今度は銀行に両替へ、それから文房具屋さんにてこまごまと、などなど。こんな買い出しにも、当たり前のように道連れの子どもたち。特に、「おとうさんはおしごと、あてははがっこう、ゆふはおかいもの」、がお決まりのフレーズとなりつつ、の真ん中ゆふき。本当なら、「おかいもの」ではなく、「こうえん」となるはずのところ、なのだが母事情により。今日のとんでもない強風に、うれしそうにキャッキャ、キャッキャしていたかと思えば、ふと振り向くと転んで大泣き顔、思いっきり水たまりにイン、などなど。効率を考えれば、それはそれは手間の多い買い出し散歩なのだが、なんだかこういう時間も私にとっては大切な想い出。なんて、爽やかに言い切れないシーンも日々多々あるのだが、それでも、やっぱり、こういう時間も春からは一気に少なくなるのだなあ、と思うと。
季節野菜を買い込む。冬の名残のにんじん、大根、聖護院かぶ、水菜それからここしばらくしつこく、かぶ、かぶ、と騒いでいたので、「モロゴロ」さんでおすそ分けにいただいた赤かぶなど。それから、春を感じる野菜たち。菜の花にうど(今回は地場産は手に入らず、東京うど)、それから、この時期だけ出回るという、「小松菜の花」。「しゅんかしゅんか」と「モロゴロ」と両方で買ってきたのだが、それぞれに葉の感じ、花の感じが少しずつ違っていて、またおもしろく。旬の野菜たち、明日の仕込み出番待ち。
明日焼く、「松風」の生地を仕込み、マドレーヌを袋詰めして、今日はここまで。
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