
1階キッチンにて。、夜が明けていく時の流れを久しぶりに感じながら、今日のマルシェに向けて、最終仕込み。「シトラス香るチキン」をフライパンで数回転焼き、クーラーで余熱をとりながら、「松風」の仕上げ。表面にツメ(甘じょっぱいタレ)をぬり、トッピングのけしの実、七味をのせ。青のりは香りと色味を生かしたいので、向こうに着いてから。時計とにらめっこしながら、それぞれをフードパックに詰め。「チキン&ラペ」には水菜をあしらい、夏みかんのカットを添え、「松風&きんぴら」には南天を添え、ひとまず仕込み終了。さあ、急げ、みんなの朝ごはん!
長男あてはをサッカーの試合に送り出し。もう駅に着いているはずの頃、ベランダで大急ぎ洗濯物を干していると、「おかあさ~ん、ボール忘れた~!」、空耳と信じたかったが。集合時間2分前。ちなみに今日は試合なのでボールはいらない。「急がないと、みんな出発しちゃうじゃない!」、身支度もまだの姿のまま、駅まで走り、なんとか送り出し、とんでもない消耗感はしばし続き。
さあ、荷物をまとめ、いざ、「くにたちマルシェ」へ。久しぶりに訪れた「国立市古民家」と「城山公園」。すでに多くの方が準備を進めていらして、すでに活気があり。さて、10時開店に向けて、準備を。とはいえ、なにせ初めてのこと。お隣の「おへそキッチン」さんにあれこれ教わりながら、なんとかそれらしい形に落ち着き、ほっと。そして、「くにたちマルシェ」がスタート。
いやあ、いろいろ勉強になりました!もちろん、お友達や生徒さん、知り合いの方もいらしてくれたけれど、多くの方は初めまして、の方々。なので、みなさんのリアルな反応や声、そしてどちらを選ばれるか、などなど、いろいろな方と束の間をやりとりをしながら、私自身初めて気づくこと、意外だったこと、などなど。特に、「季節の料理」については、「シトラス香るチキン&ラペ」、「松風&きんぴら」、どちらにしましょうか、少し考えて、その方がどちらを選ばれるか、おもしろいくらいに統計が出てきて。それから、印象的だったのが、一橋大学ラクロス部の大学生の男の子たち。1人ずつが、「ぼくはマドレーヌください」。「サブレを1つください。」、あらら、なんだかとってもかわいらしくて、とついついの母目線など。お昼頃から古民家では「やまもりカフェ」のおにぎりが振る舞われ。それと合わせて、お昼過ぎには、料理もお菓子もありがたく完売。たびたびだが、本当にいろいろ勉強になり、有意義で。
ここでようやく、ちょっと落ち着いて、公園内をあちらこちら散策など。ここでようやく、天気予報とは裏腹に、春らしい風の吹くあたたかな空気に気づき。公園内には大人もそれから子どもたちもたくさん、そしてそれぞれがみなさん楽しそうに過ごしている、自然の遊園地、そんな眺め。公園のはずれにはリトルホース、ジャックとダンディがいて、こちらでは炭火焼パンのワークショップ、こちらではツリークライミング、そちらでは竹のアスレチック、あちらの畑ではじゃがいもの植え付け。そしてライブがはじまり、みなさんが思い思いの場所でごはんを食べ、おしゃべりをし。今回の取りまとめをされているすがいまゆみさんの元へいくと、目をキラキラさせながら、「こういう方たちに来てほしいと思っていたのよね。」、と。これから、ここに「城山さとのいえ」という建物が造られるプランに向けて、とってもふさわしいすてきなイベントとなったはず。
少し早めに退散させていただき、あまりのお散歩日和、しばらくふらふらと歩きながら。ここへはあてはが小さかった頃、よく来ていた。帰りに眠りに落ちたあてはを抱っこしながら、半泣きで帰った記憶も。公園の脇、竹林の向こうに満開の梅の眺め、秘かに眺めが大好きなスポット。自分へのご褒美に、「ウエスト」国立工場直売所でお菓子を買って、の帰り道。
最後に、今回お声をかけてくださったすがいさんをはじめ、ご一緒させていただいた参加者のみなさまに感謝して。それから、料理やお菓子を買ってくださったみなさまにもお礼の気持ちを込めて。
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