
春休みキッズ教室1回目。みんなの到着を待ちわびるあては。テーブルの周りにエプロン姿の5人。まずは恥ずかしそうに自己紹介を済ませ、材料の説明から。今回はみんなで「関東風さくらもち」を作る。ベースの材料は白玉粉と薄力粉、砂糖、そして、魔法の粉という名の食用色素。白玉粉はお米からできていることを伝えると、「うわあ、お米の香りがする~!」とみんなでかぎ合い。みんなで順番に材料を加え、混ぜ、水を加え、混ぜ。いつのまにか、1つのボウルのまわりにみんなが狭そうに密集。最後に少々の水で溶いた色素を少しずつ加え、ほんのり春色のピンクに仕上げ。続いては、もちに包む小豆を細長く丸める。作る個数を丸めたとたんに、「ちょっと食べた~い!」コール。できた子からもう1つ丸めてお口へ。この辺りは本当に個性が出ておもしろい。1つでは我慢できない子もあれば、あまりに遠慮がちに小豆1粒だけを取ろうとする子もあれば。
続いて、生地を焼く。順番に小さなレードルで生地をすくい、フライパンに流し。これを細長い楕円型のクレープ状に焼くと、関東風さくらもちの生地ができる。余熱がとれるのを待ちながら、自分の分の桜の葉と花の塩漬けを拭き、まな板の上に置き。そんなちょっとした作業も1つ1つ、それはそれは楽しそうに。最後に冷めた生地に小豆をのせ、くるりと巻き、桜の葉で包んだり、桜の花を添えたり。ママへのプレゼント分の桜もちを袋に詰め、自分の分を2つ、皿にのせ。みんなで「いただきま~す!」。この瞬間を眺めたい、それもキッズ教室を開催したい原動力なのかもしれない。なんていうか、まじめに?ピュアに、頬張っている姿は本当に本当に愛らしくて。思いがけず、みんな桜の葉も一緒にパクリ。桜の葉の固いところ(葉脈)が好き!なんて声も。そんな空気に影響されて、やや不自然な表情ながら、「うん、おいしい、おいしい。」とすでに、もちは食べ終え、外していた桜の葉をちびちびと食べきったあては。
やっぱり、毎度ながらに、こちらの想像外での発見、そして次回への課題があり。が、子どもたちと一緒に私自身も、なんともいえずおもしろく。お手伝いしてくださったお母様に感謝。次は子どもたちと何を作りましょう。
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