平日クラス。教室スタート時から、お話が一気に盛り上がり、すっかりお顔見知りかと思いきや、「今日初めてご一緒なんです。」など。初めまして、の生徒さんもいつのまにかすっかり和んだ表情に。改めて、来てくださるみなさん、こんな風に明るくて、優しくて。そんな生徒さんたちに恵まれた自分をしみじみと実感、など。
さて、「春のドイツ料理」も残すところわずか。前菜の1品は、ドイツ料理での付け合わせの定番、「ザワークラウト」。そう、あの、ソーセージなどに添えられた、くたっとしたキャベツのせん切り。しっかりとした酸味が特徴なのだが、あの酸味は酢によるものではく、塩漬けをし、発酵させているからこそ、の酸味。が、今回はあっという間に、お手軽に仕上げる前菜の1品として、「即席ザワークラウト風」と題し。千切りにしたキャベツは電子レンジで軽くくたっとするくらいまで数分。そこへ、塩と酢、優しく爽やかな酸味も、とレン汁、そして、本来はオイルは入らないのだが、全体の味、特に酸味をまろやかに整えるために菜種油を加え。それから、ザワークラウトにぜひ加えたいのは、「キャラウェイシード」。ライ麦パンやクッキーなどにトッピングされていることも多い、ぷちっと口に当たったときのなんともいえない爽やかな印象のスパイス。確か、テーブルコーディネーターの学校に通っていた20台前半、スクール前にパン屋さんで買ったライ麦パンにのったキャラウェイシードを初めて口にしたときに感動の衝撃が走った記憶。こういうことだけはよく覚えている私。酢だけだとどうしてもとがった印象になるところを、レモン汁とそして全体をまとめるオイルを使うところが今回のポイント。
「ザワークラウト」というと、もちろんキャベツが定番なのだが、今回は一緒に春野菜のうどとアスパラガスも添えて。うどは、春の私の教室ではしつこいくらいに必ず登場する大好きな食材。5僂曚匹縫ットして、キャベツのせん切りと同じように調味料で味を整えて。ということで、今回は前菜の皿に、「春野菜のジャーマンポテト」と一緒に盛り合わせ、そのままいただきながら、時に「自家製ホットドック」にはさみながら、とそれぞれを堪能。たとえば、冷蔵庫野菜を使って、気軽に作ることのできるマリネ、そんな印象。ぜひぜひのお試しを。
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