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パンにバターに、ナンプラーとハーブの融合 バイン・ミー


 平日クラス。今回はいつも以上に粉ものレシピ、多し。その1つ、今月も先月に続けてのパン作り。今回は前回のバンズよりも細長い成型をし、ベトナム屋台定番「バイン・ミー」のフィセルを焼き。
 「バイン・ミー」、まさにフランス植民地だったベトナムならではのサンド。フランスパンにバター、そしてナンプラーとハーブの融合とでもいうべく。パンの準備を進めつつ、まずはフィリングに欠かせないなますを仕込む。まさに和のなますと同じく、にんじん、大根、今回は夏野菜のきゅうりも加え、甘酢に漬け込む。おせち料理でも定番のなます、おいしく作るポイントは、「立て塩」。千切りにした野菜をまずは、立て塩(3%の塩水)に漬けることしばし。これで浅漬けになる。塩を野菜に直接まぶすよりも圧倒的に満遍なく塩が回る。そして、漬かった野菜の水気をしっかり絞って、甘酢に漬け込めば、バイン・ミーのみならず、お口直しにもぴったり、パリパリの食感が魅力のなますが出来上がる。
 今回は焼き上がったフィセルに切り込みを入れて、バターをぬり、生ハムとロースハム、大葉にバジル、ミント、お好みで香菜などのハーブ、そしてなますをはさみ。仕上げにナンプラーをたらり。口に頬張ったときのなんともいえない爽やかなマリアージュは、想像以上のおいしさ。食パンでも、スライスしたフランスパンでも、ピタパンでも、どんなパンとも相性よくまとまるはず。ミントはガーデニングで育てている方も多いはず。そのままだと、あまりにもミント主張が強く、育てはするが、あまり活躍せず、のパターンが多いのでは。1種だけでなく、何種類かを合わせると、想像以上のハーモニーが生まれる、こんなところもハーブの魅力の1つなのでは。特に大葉、バジル、ミントの取り合わせは本当に癖になる。ぜひぜひのお試しなど。
 今日はなんとなく久しぶりの顔ぶれ集合、そんな印象も。あてはがまだまだ赤ちゃんだった頃からのお付き合い。そして、ふとあの頃の記憶が蘇ってみたり。
 夕方は、昨日のようなどしゃ降りが来るか来るか、と何度も窓の外を眺めながら、明日の大磯試作の下準備など。こちらも今月は初夏のオリエンタル料理。ハーブの香りに魅了される1日。

 6月の販売、グラタンのご予約が、ありがたくもいっぱいになりました。お菓子のご注文はもう少し承ることができそうです。ご注文と一緒に心温まるメッセージなどなど、心に留めておきたいことがたくさんの1日。

 「教室の風景」アップしました。ハーブ香る初夏のオリエンタル料理。
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くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
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