
週末クラス。
今回のメニューの中から、パンケーキ、イングリッシュマフィンなど、せっせと粉ものをすべて担当してくれた彼女。なんとさらにもう1品、「オニオンリング」も。ちなみにこちらも、衣に粉を使うので、本日の粉もの、すべて担当。お一人で3品、は初めてかも。ありがたい限り!
「オニオンリング」、今日は「エッグベネディクト」のプレートに一緒に盛り、また仕上がりのお皿の表情がぱっと華やぐ印象。好きだけど、作ったことないかも、そんな声も多く聞こえ。
パリパリ、サクサク、そして軽い感じの仕上がりにたどり着くべく、フリッターに近い衣生地。今回は、薄力粉と片栗粉を半々、そこへ水を加え、イメージとしては、「ドロドロとサラサラの中間」くらい、と、いつもながら、生徒さん泣かせの表現。ということで、先日の教室で、生徒さんが量りながら作ってくれたところ、約100cc。が、やっぱり粉の具合、水の温度の具合によって、それから加えてからの時間などによって、変わってくるので、目安として。あくまでも衣の感じを印象に残していただきたいなあ、と。
衣が付きやすいように、まずリングになった玉ねぎに薄力粉をまぶし、いざ揚げるところで、1つずつ衣をつけ、油へ優しく投入。鍋肌からすーっと。教室では、揚げ物をするときにはほぼ100%中華鍋を使用。半球状、下が狭く、上に広がっていくので、より少ない油で、効率よく揚げ物ができる上、材料を油へも入れやすく。ポイントは温度。今回のオニオンリング、さっと手早く、というよりは、じっくりじっくり衣の水分を飛ばしながら、ゆっくりと揚げていく。なので、油の温度が高いと、入れたそばから衣が色づき、まだまだ衣の水分が残るうちにあっという間にきつね色、テーブルに盛り付けるころには、サクサクではなく、しっとりとした仕上がりになってしまいがち。鶏のから揚げ、とんかつ、メンチカツ、大学いも、それからオニオンリングなどなど、じっくりゆっくり揚げながら、火を通したい揚げ物の時には、揚げ初めの油の温度にご注意。まだまだ低め、食材を入れた時には、ゆるーく泡が出てくるくらい。お肉ものなどは火をつけたそばから入れるくらいのタイミング。今回のオニオンリングはいわゆる150~160度くらい。そして、火力は限りなく弱火で、じっくりゆっくり揚げていく。薄力粉と同量の片栗粉が入っているので、そのうち衣がカリッカリになってくるので、それまではあまりいじらず。ついついまだ衣がやわらかいうちに菜箸でツンツンすると、衣が菜箸につくは、オニオンリング同士はくっつくは、と。中華鍋についつい、多めに投入、鍋肌から油に入りきらず、顔を出してしまっているオニオンリングに、鍋全体を優しく揺すりながら、油を回してあげるくらいで、基本的には様子をじっくりと見守り、手は出さず。教育論にも通じるような。
揚げたて、鍋の上でしっかり油切りをし、熱々のうちに塩をぱらりぱらり。ついついつまみ食いをしたい衝動に駆られる「オニオンリング」のでき上がり。
みなさんで囲んだテーブル、おしゃべりと一緒に、あちらこちらから、パリパリパリ、サクサクサク、軽快な音が聞こえる楽しさ。
今日で3,4月教室の3月レッスンは終了。4月からはご本人、それからお子様が新しい生活や環境を迎えられる方も多く。我が家も然り。また心新たに4月の教室でお会いできますように。
気づけば3月も残すところあと1週間。保育園準備、限りなく滞り中。今日は教室が終わり、大急ぎ、電車に飛び乗り、子どもたちの靴下やら下着やらを買いに。ひとまずは2人ともが無事の入園を迎えられるように、大慌てで整える1週間となりそうだ。
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