
大磯試作の日。
こちらも、「春のブランチメニュー」。教室では食後のデザートで作る「パンケーキ」を今回は、デザートはもちろん、前菜はメイン仕立てに。スフレタイプながらも、ふわあとした焼き立てはもちろん、冷めても生地がしぼんでしまうことなく、しっとりふんわり。焼き立てを試食していただいたら、「なにこれ!」、予想通りの反応に思わずにんまり。努力の甲斐あったもの。
今回は、このパンケーキを使って、まずは前菜仕立て。パンケーキにゆでた春野菜、それから生ハム、アボカドを添え、ヨーグルトマヨネーズソースを皿全体に。爽やかなパンケーキプレート。それからメイン仕立て。「鶏肉のソテー パンケーキ添え 、ジャムとマスタードソース」。フライパンで鶏肉を焼き上げ、パンケーキと一緒に皿に盛り、先ほどのフライパンに今日はいちごジャムと粒マスタード、バターを加え、さっと温め、全体にかけ。酸味とコクのあるソースとパンケーキの相性のよさ。こちらはコクのあるパンケーキプレートに。
「実はシュー生地が苦手で」、ということで、すでに仕込んであったのだが、急遽一緒に作ることに。シュー生地のポイントは、1つ1つの工程をきっちり、しっかりやる、ということ。たとえば、まずは鍋にバターと水を入れ、火にかけ、きっちり、しっかりと沸騰するまであたためる。それから、そこへ粉を加え、混ぜ、火にかけるのだが、鍋底に薄い、白い膜ができるくらいまできっちり、しっかり混ぜる。こんなところか。今日は焼き上げたシュー生地に、春野菜やアボカドのタルタルをフィリングとし。
一気に作り上げて、テーブルにずらりと並ぶ料理を試食しながら、の、柳田さんとの会話のやりとりはいつも本当に有意義で。初夏に向けて、久しぶりの改装を計画中、とのこと。いつもながら、聞いているこちらまでもがわくわくするような。次回からは久しぶりに私が大磯へうかがうことに。本当に久しぶり過ぎて、いつ以来かはっきりは思い出せないが、真ん中ゆふきが生まれてからはずっとこちらへ来ていただているので、ざっと4年以上ぶり。それまでは基本的には毎回大磯へうかがい、心地よい刺激を受けて、の帰り道だった記憶。次回うかがうときには、すっかり腕をあげ、すっかりの戦力となった、三女エリちゃんの、「土鍋で作るチーズケーキ」をリクエストさせていただき。
柳田さんを見送り、2階へ。これまで教室や試作の際、プロの保育士、東久留米の母に本業をお休みしてもらって、サポートしてもらってきた日々。長男あてはの頃からずっと。無理な日程調整をしたり、病院へ抱え込み、連れて行ってもらったり、プレスクールや体操教室に連れて行ってもらったり、それから最近は何人かのお子さんも一緒に保育してもらう機会もあったり。ここしばらくは、春からの新生活に向け、いつになくセンシティブで甘えん坊の真ん中ゆふきにもじっくりと対応してもらって。たくさんの愛情とそれからさすがのプロの技を目の当たりにし、私自身、母から学ばせてもらうことも本当に多く。母のサポートなくしては、成り立たなかった日々。そして、ずうずうしくもこれからも機会あれば、まだまだ母にお願いしようかと、いったいいつまで私は母をこき使うつもりなのだろう。まだまだお元気なうちは、お願いしたいところ。ひとまずは一区切り、本当にお世話になりました。そして、これからもよろしくお願いします、そんな日。
夕方、習い事からの帰り道、少し遠回りして、大学通りの桜の様子を見に。あちらに、こちらに、ポップコーンがはじけるように、桜の花が咲き始め。明日は仕込みを早くに済ませ、一足早いお花見ができますように。
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