風味付けの存在の価値


 7.8月クラス最後の教室。今日は教室は始まるまでの準備もいつになくスムーズに、そして、教室が始まってからもいつになくスムーズにみなさんの料理が進み。やっぱり、「早く食べたい!」という気持ちは一番の原動力になるようで。
 今回の夏イタリアン、いつも以上にシンプルにラフな味付けに、「味を決める」感覚に対し、ちょっとは気が楽になっていただけていたらうれしいこと。特に仕上げなどに加える、それぞれのアクセントとなる食材の存在の大きさ。例えば、前菜「真鯛の塩麹〆め、カルパッチョ仕立て」に添えられたグレープフルーツの爽やかな酸味と甘み、パスタ2種の1品「ハーブ香るスパゲッティーニ冷製仕立て」のトッピングには6種類ほどのハーブの融合された香りといくらの塩気。それから、「手打ちフェトチーネ 枝豆の入ったクリームソース」には、器に盛り付けてから、イタリアンパセリとブラックペッパーの香りに、EXVオリーブ油の風味。メイン「鶏肉と夏野菜のモロッコ煮」は鍋の中から香るシナモン、ローリエ、カルダモン、クミン、ターメリックなどこれまた融合された香辛料の香りが広がり。
 あじを整える、ということに過敏になりすぎず、こういった風味付けの存在に救われることも多々。特にイタリアンなど、調味料がシンプル。例えば、料理の仕上げにはおまじない程度に味をつけ、卓上に塩とレモンとEXVオリーブ油を置き、食べながらお好みで使ってね、そんな演出もありなのでは。
 ここ数日で玄関先のブラックベリーが一気に色づいてきた。今朝、1粒だけ、早々としっかり色づいた1粒は私がパクリ。毎回、みなさんを見送りながら、ブラックベリーの実の移ろいも眺めていたような。今日で産休前の通常クラスがすべて終わり。あとは来週の大磯試作を残すのみ。心からほっとする気持ちと同時に、どこか、早々とポカンとしてしまうような。
 改めて、いつも楽しみに参加してくださる生徒さんみなさんに支えられている実感。そしてそれが何よりも私の励みとなり、また仕事自体はもちろん、私の日々の原動力となっている。教室はしばしのお休みとなりますが、ぜひぜひの復習など。そして、いつでも質問メールなど。私自身も腕と感覚が鈍らぬよう、常に意識はしっかりと向けていよう、と。
 いつもよりのんびり、ゆったり、夕方の子どもたちとの帰り道。
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くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
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