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セルクルぢから



 買い物帰り、一橋へ。いちょうの木々はすっかりの黄金色、そして黄金色のじゅうたんが広がり始め、午前中の日差しにきらきらと。今日はお礼を伝えたくて、の待ち合わせ。
 自由気ままに遊ぶ子どもたちを遊ばせながら、少しおしゃべりをし、今日はそのまま、オープンしたばかりの、お菓子とパン「ミモザ」を目指す。だいぶ歩く道のりながら、もう少し、というところで、向こうから、リヤカーをひく「たいやきやゆい」、ゆいさんの姿。「行ってきます。」といつもの笑顔。国立で一番ほほえましいお二人なのでは。さて、「ミモザ」に到着。明日の焼津帰省、手土産に焼き菓子をいくつか。そして、カウンターには焼き立てのパンが整然とずらり。スコーンは何度か食べたことがあったが、それ以外で彼女の天然酵母パンをいただくのは初めて。さっそくあれこれ選び。今日も道中、ゆふきが落としたウルトラマンを探しながら、の帰り道。本人は寝てるし。結局見つからず、なぜか私がややの敗北感に襲われながら。大学通り沿いのベンチにて、思わず、パンの袋を開け。どのパンも、なんとも彼女らしい優しい生地。しっとりと優しい焼き加減。お菓子のイメージしかなかったミモザさんのパンがこんなにおいしいなんて。思わず、ひとりごと。特にくるみとレーズンの入ったハード系、その切り口からの真面目な想いが伝わってくるような。
 クリスマスにぴったりの試作、「季節野菜などのミルフィーユ仕立て」。ネーミング、ぴったりくるものがまだ思い浮かばず、かなりアバウトなのだが。料理度を一気にアップするアイテムの1つ、「セルクル」。今回の大磯試作、クリスマスメニューというくくりの中、「フォルム」を意識したものを思案中。テリーヌもそうなのだが、なんとなく、ではなく、きちんとしたラインはその美しさだけでなく、料理度を一気にあげてくれる。今日はシンプルにマリネしたブロッコリーも使って。「など」、と命名中、他の層はなにかといえば、生ハムにスモークサーモン、そしてかにかまに揚げかまぼこなど。と、見た目以上に手軽な材料といえるのでは。実はこの料理のヒント、ほゆきを出産したときの産院でのお祝い膳にあり。かにかまに揚げかまぼこ、想像以上に全体が整い、感激した記憶。すべての層が口の中でひとつになったときの相乗効果のおいしさ。昨日のライスバーガーの型取りも含め、セルクルぢから、改めて。日々の食材がちょっとした道具使いとちょっとした心持ちで、いつもとはまた違ったものとなり。時にこんな遊び心がありがたい気分転換になるかも。
 もうすぐ小学生にあるあては、習い事へも少しずつ1人で行くことができるように、と特訓中。今日も、先を行くあてはのだいぶ後ろ、完全に見つかっているのだが、こそこそと。前回は道を間違え、「あては!そっちはスイミングの日でしょ!」と叫び。今日は無事建物までたどり着いたものの、引く戸を一生懸命押していた。道の向こうの我が子の姿。
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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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