
ありがたいぽかぽか週末。ほゆきの初節句に向けて、雛人形を飾る。静岡の実家に静かに眠っていた、私の懐かしい雛人形。お内裏様とお雛様、三人官女に五人囃子など12体がコンパクトにガラスケースに収められたもの。1体ずつ箱から取り出し、並べ始めたら、なんだか昔々のいろいろな想い出が蘇ってきたり。確か、ここはこれぐらい詰めて並べないと入らなかった記憶、などなど。そして、嫁入り道具などこちらそちらへ位置替えする、そんな作業もドールハウス感覚なのか、やけに楽しく。ふと想い返せば、きっと20年ぶりくらいに雛人形を並べたのでは。懐かしい雛人形の前に我が子たち3人が集まり。懐かしい想い出に新しい想い出が積み重なっていくのだなあ、と。
ぽかぽか陽気に誘われて、買い物ついでの散歩へ。「匙屋」さんをのぞき、先日買い逃した、「カフェ・トピナンプール」のマフィンを買いに。大学通りのベンチでさっそくお茶時間でも、と歩いているとうれしいばったり。束の間ながら、おしゃべりコーヒー時間となり。さて、お目当てのマフィン、卵なし、バターなしなのだが、感激するほどにしっとりと、そしてふわりとし、とっても整っていて。
節分の今日。恵方巻き作り。以前おすしやさんのお手伝いをしていた時期もあるのだが、やっぱり酢飯ごとは大好き。どこか心引き締まるというか。中巻き、太巻きをうまく切り分けるコツは、やや湿りを強くした布巾でその都度包丁をふきながら、最初は包丁を大げさに上下に動かし、残りは勢いをつけて、向こうへ押し切ること。料理において、気持ちとしての、「勢い」の大切さ。
みんなで恵方巻きを頬張り、さて豆まきの時間。ダッフルコートのフードもかぶり、鬼のお面での登場姿に本気で逃げ回る子どもたち。あまりの怖さにか、ありえない豆を家中に投げ回し、後半、どこを歩いても豆を踏むほど。そして、見なきゃいいのに、直視しては大泣きのほゆきなど。
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