
初夏から夏へ向かう季節にぴったりの試作。
先日、Casa Sekiでいただいたおいしさの記憶がフレッシュなうちに。
パスタのパエリア、フェデウアの試作など。
以前、お米とパスタのハーフ&ハーフは何度も作ったのだが、極細パスタでのフェデウアは何気に、初試作。
もう数回作っているところなのだが、いやあ、あっという間にできあがる魅力。
驚くほどにあっという間に。
そして、もちろんの美味、美味。
そしてこれまた魅力的なのは、ライトなこと。
お米ほどどっしりしていないので、重すぎないのがありがたく。
ということで、昨年のレッスンでたいへんご好評いただいた、普段使いのパエリアに続き、7.8月レッスンでは、普段使いの、パスタパエリア、フェデウアを登場させたいなあ、と思案中。
お家にある食材で、スーパーで調達できる日常の食材のみでできあがる、日常のフェデウア。
その上、ありがたきクイックメニュー!!!
昨年は、まだまだ引き続きのコロナ禍、最初からのお取り分けスタイルだったのだが、今回は、テーブルセンターポジション確定か、と妄想が広がり中。


午前早めの銀座へ。
打ち合わせのロイホがなんともすてきだった件。
ついつい長居したくなるほどの、しっとり落ち着いた空間にて。
改めて、居心地よいと感じる場所に滞在する、ありがたさ。


打ち合わせの後、駆け足で用事を済ませ。
ぜひぜひのぞいてみたかったのは、無印のブレンドティー工房。

じっくり選ぶ時間はとれず、走り見、だったのだが、これは魅惑的。
32種類のオリジナルレシピから、シーンや気分に合わせて茶葉をその場でブレンドしてくれるシステム。
ついつい緑茶がに気になり。
緑茶と赤じそのブレンドや、緑茶とラベンダーのブレンドなどなど。
フレッシュの赤じそがで回ってきたら、ぜひぜひ試さなくては。
こちらは無印のアンテナショップ的で、品揃えはもちろん、展開やディスプレイやまでとっても魅惑的、もっとじっくり眺めたかった!


本日のお目当ての1つ、モダンギリシャレストラン「THE APOLLO」へ。
以前いただいたレモンパイが忘れられなくて、その記憶をリセットすべく、再訪。

スタイリッシュで広々した、開放感あふれる店内にて。

新鮮な食材を活かし、オリーブオイル、新鮮な野菜や魚介類をたっぷり使ったヘルシーなギリシャ料理は世界無形文化遺産。
遊び心もふんだんなメニューに、今回もすっかり満喫させていただき。
まずは、イエローエンドウ豆のディップに、アポロオリジナル ピタブレッド。
エンドウ豆のディップのアクセントはケイパー。
粗みじんのケイパーと、その香ばしさと酸味がよりビビットな、素揚げしたケイパーの絶大な存在感。
しっとりほどよくもっちりしたピタブレッドにたっぷりのせて。


主菜は、初めていただく、こちらのシグネチャーメニューの1つ、ラムショルダー ザジキソース レモン添え。
10時間じっくり煮込んだラムの煮込みをオーブンでさらに1時間焼き上げジューシーに仕上げた一品。
一緒に合わせるザジキソースに、ひたすらうっとり、うっとり。
ギリシャヨーグルトにきゅうり、、ニンニク、オリーブオイル、レモンをミックスした、こっくりとしつつ、それはそれは爽やかなソース。
魅力は、たぶん、そのきゅうり使い。
きゅうりの、まさに、いいところだけが引き出される、きゅうり使い。
そして、ハーフカットにレモンの、ぎゅぎゅぎゅっと絞りながら。
添えられた、ベビーポテトのローストも、すてきな存在感。
もっと大きな胃袋が合ったら、と何度思ったことか。


だいぶお腹も心も満たされつつも、今回のお目当ての、変化球、レモンパイ。
そうそう、これこれ!
以前うかがった時には、まだまだだいぶ小さかった娘と。
このレモンパイは確か、あの席で、ほとんど私の口へは届かなかった記憶。

変化球レモンパイ。
その感覚は、まるで因数分解。
レモンの爽やかな酸味とコク、そしてサクサクっとした食感、それから絶対的にふわっとなめらかなメレンゲの存在。
こういう展開が、楽しい、楽しい。

きめ細やかなとろりとしたメレンゲと、サックサクのクランブル、そしてお皿に底には濃厚なレモンカード。
お口の中で、まさにレモンパイのおいしさがまとなり、広がる妙。
お腹はいっぱいなのに、口元は頬張りたい欲望に包まれて。

街並みのあちらこちらにすっかり咲き乱れるあじさいの眺め。
まさに、この時期だけのお楽しみ。




レモンパイを頬張ったばかり、にもかかわらず、レモンパイリサーチなど。
レモンパイ調達に数件はしごして。
昔、大好きで足繫く通っていた、「AUX BACCHANALES」ながらも、レモンパイの存在に気付いていなかった不覚など。
それからつい先日、大歓迎したレモンパイの感激を、もう1度、などなど。

帰宅後さっそく、みんなで食べ比べ。
左手前から、先日大感激した、GESHARY COFFEEのレモンパイ。
その隣は、オーバカナルのレモンパイ。
その隣が、以前いただいて好みだった、THE CITY BAKERYのレモンパイ。
そして、星乃珈琲店のレモンパイとずらり。

GESHARY COFFEEのレモンパイの整い方。
中央のライムのピュレの存在感と、レモンカードのなめらかさ、そしてメレンゲのほどよいボリューム感と口当たりのなめらかさ。
そして全体を包み込むのに繊細なほど薄いパイ生地。
オーバカナルのレモンパイは、レモンカードがとってもなめらかで優しく、サイズ的には一番大きいのに軽やかなおいしさ。
THE CITY BAKERYのレモンカードは、一番濃厚でこっくりしていて、ちびちび、ちびちび楽しみたいタイプ。
そして星乃珈琲店は、パイ生地の上にアーモンド生地が焼かれていて、気軽に食べやすい印象。
レモンパイ、と一言で言えども、それぞれのレモンパイにそれぞれの魅力とおいしさ。
そして、改めて、GESHARY COFFEEのレモンパイの洗練されたおいしさに脱帽。
すっかりレモンパイづいている日々、さあ、イメージを広げて、試作へ。


週末のご注文に向けて。
仕込みを少しずつスタート。
前菜の一品、ひじきのハラペーニョ炒め。
こちらは作り置きにもとってもおすすめ。


芽ひじきに、今回は、にんじん、かぼちゃ、ひよこ豆に、ベーコン。
さっと炒めて、味付けし、仕上げに、これからの季節にぴったりの、タバスコ・ハラペーニョを加えて。
辛くなる、のではなく、ひじきの磯の風味が爽やかに感じられる魅力。

そして、もう1品。
すっかりすっかり定番の、ナッツ松風。

もう何度焼いているかわからないほど、大好きなメニュー、ナッツ松風。
粗みじんのナッツをのせたり、ホールのナッツをのせたり。
切り口の表情の愛らしさと、頬張ったときにふわりと広がる粉山椒の香りがアクセント。
そしてずらりと並んだ眺めの愛おしさ。


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