
1.2月早春フレンチレッスンも、気づけば、後半戦突入。
まさに三寒四温、少しずつ少しずつ春に向かう季節。
春の気配を感じるありがたさ。
と、同時に、冬を感じる食材の、深みある味わいにも、しみじみ。

早春をいただくべく、前菜盛り合わせの大皿。
その中でも、特にビビットな色彩を放つのは、カリフラワーのカレーマリネ。
和えたてはもちろん、和えてからしばし、ぐっとぐっとそのビビットな色合いは増し。

実は少し前まで、いわゆる、カレー風味、とっても苦手だったところ。
色合いをよくするためのカレー粉。
色合いは鮮やかながら、お味はとにかくぼんやりしていることが多く、むしろ、その中途半端なカレー風味がおいしさも半減どころか、ぐっと下げてしまっている、そう感じてしまいがちだったところ。
とってもおいしさのととのった、カレーマリネをいただい以来、その印象が変わり。
おいしさをととのえるべく、スパイス感。
そして、そのスパイスの風味を広げるべく、しっかりとした酸味と、それから丸くととのえる甘み。
とにかく、ひと口頬張ると、もうひと口を欲する、おいしさ。
レッスンが続く日々、まったく飽きることのない、前菜盛り合わせ。

お世話になった先生を偲んで。
ここ数年、なかなか大きな声を上げて集まることができずにいた日々。
そんなこんなタイミングで、中学高校時代の旧友たちと、久しぶりの集い。
それはそれは閑静な住宅街の中にある、友人のお店、旅とコーヒーand ROASTER 「UN SOU(アン・スー)」を無理言って、貸し切りをお願いし。

久々の、数年ぶりの再訪、ながら、そして、旧友たちとも、数年ぶりの再会、ながら。
その数年の余白を全く感じないほどの、親しみの、ありがたさ。

会った瞬間からの、夢中すぎるおしゃべりに合わせて、ご主人がご用意くださった、ワンプレートランチを頬張りながら。
オープン前に、少しだけ、メニュー開発でアドバイスさせていただいたのは、何年前のことだろう!
看板メニューの1つは、ご健在。
しらすと青のりのホットサンド。
ああ、こちらも、お久しぶりです!の、ほっとする、おいしさ。
先生の、想い出話から始まり、昔話に花が、開き、開き、もう満開。
笑いすぎて涙が出るなんて、こんな感覚も、とっても久しぶりで。

食後は、自家焙煎のコーヒーをいただいて。
ああ、後ろ髪引かれつつ、の帰り道。

久々の、二子玉川帰り。
一通りの買い物を済ませた後、以前から足を運んでみたかった、Café Lisette へ。
二子玉川のおいしい名所、オクシモロンと同経営の、すてきなカフェ。
そして、こちらのカフェのスコーンに、以前からとっても興味があって。

大感激のスコーン。
大ぶりのスコーンには、見事に真ん中に美しい割れ目。
生地は全粒粉入り。
頬張ると、全粒粉のプチプチ感と、そして粉の風味。
周りはサックサク、ザックザクで中はほくほく、しっとり。
半分に割った厚みが口に心地よく、スコーンのおいしさが広がりながらも、ショートブレッドや、ガレット・ブルトンヌを頬張っているような感覚と、満足感。
表面には卵黄が塗ってあるようで、これまたリッチな色合い。

スコーンサンド2種。
1つは、スイートスプリングという柑橘のジャムの入ったスコーン。
もう1つはキウイジャムのスコーン。
どちらも、スイーツとして存分に楽しめるおいしさ日。
ジャムと合わせるクリームには、サワークリームまたはヨーグルトの酸味がとっても爽やかで。
スコーンの余韻に包まれて。



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