
おせち日記1日目。
年内の仕事納め、おせち仕込みが今日から本格スタート。


まずは丹波の黒豆・飛切の新豆に火を入れ。
毎年少しずつ分量が増え。
キッチンコンロ、2口分に鎮座する寸胴なべたち。
毎年毎年、ものすごく緊張、というか、緊張しすぎる瞬間なのだが、今年は何となく心穏やかな。
思うに、11.12月レッスンの間に、かなりのペースで黒豆を炊く日々、のおかげか、黒豆とより親しくなれた、そんな感覚。
とはいえ、もちろんの緊張感。
他の仕込みを進めつつ、コンロからの黒豆の香りを感じながら。
1日目、炊き立て、ヌーボー、ということばがしっくりくるような。
黒豆ヌーボー。
明日、再びの火入れ待ち、湯気上がる丹波の黒豆・飛切を、つまみ食い、1粒。


続いては、きんとん。
さつまいもは、私的に一番きんとんに適していると考えている品種、なると金時。
おせち仕込みのときに登場する、我が家で一番大きな行平鍋にぎりぎり。


少しつぶしたくちなしを入れたそばから、鮮やかなくちなし色が広がり。
そして、くちなしの優しい香り。
ああこの香り、この香り。毎年ながら、胸がきゅんとする瞬間。
1年に1度の香り。
しっとりと炊きあがったきんとんの、優しい色合い。
そして時間が経ってからも、ふわりとくちなしの香り。

おせち仕込み中に欠かせないのが、昨年のおせちノート。
実に忘れっぽい私への、メッセージ。
きんとんを仕込みながらも、おせちノートのメモに、なるほど、なるほど!、ありがとうございます!、とお伝えしたくなるような。
甘さぐっと控えめの栗きんとん。


引き続き黒豆を炊きながら、定番の、「彩りなます」。
なますといえば、の大根、京にんじんに加えて、赤大根、きゅうり、そしてりんごなど。

ひたすらの千切り、千切り、千切り。
研ぎたての包丁でせっせと、せっせと。
ボウルに放たれた彩り鮮やかな千切りに野菜たち。
京にんじんに、大根、きゅうり。
紅大根は、色移りがあるので、別にして。


お肉屋さんへ、注文していたお肉1日目分を受け取りに行き、明日のテリーヌ仕込みの準備もして、の1日目の仕込み終了。

*おせち日記 1日目*
黒豆
栗きんとん
彩りなます
ピスタチオテリーヌの準備
合間のリフレッシュに。
買い出し帰りに。
ここしばらく密かにお気に入りの、ファミマの、生カヌレケーキ。

カヌレ型じゃないし、と、失礼ながら、期待せずに、が、ひとまずお試しに~、の、初回。
いえいえむしろ、このドーナッツ型の魅力も存分。
カリカリ面積、広し!
カヌレ生地も、店頭に並んだその日のものを選ぶと、周りはカリカリッ、中はもちもち、のコントラストを存分に楽しめて。
そして、ドーナッツ型の中央のクリームとのバランスも、上々。
ぜひぜひ、ご購入後すぐのお召し上がりがおすすめです!

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