
鏡開き。
毎年近所の和菓子屋さんで調達しているのだが、今年の鏡もちは鏡開きの日までひびもよらず。
さっそく切り分けて、半分は大好きな揚げ餅に。
小さく切り分けて、今回は低めのオーブンで少々水分を飛ばしてから、揚げ餅に。
サックサクで香ばしく、手が止まらないおいしさ。
1年に1度の、鏡開きの揚げ餅。


もう半分は小さく切り分けて、焼きもちに。
添えるのは自家製醤油麹。
ほんのり甘みのある醤油麹と焼きもちの相性のよさ。



お餅つながりで。
リクエストをいただきて、新年1月キッズおやつ教室&ジュニアおりょうり教室は、お雑煮。
子どもたちに、お正月の余韻を感じていただくべく、お餅が焼ける眺めを堪能してもらいつつ、だしのおいしさを感じてみらえたら、と。

今回は、すまし仕立てではなく、白みそ仕立て。
奈良風きなこ雑煮。
以前に、11.12月レッスンで大好評いただき、私自身も大好きなお雑煮。
またまた落ち着かない日々となり、新年もキッズ&ジュニアレッスンは、お持ち帰りスタイルを予定しています。
お家で、あたたかくして、楽しんでいただけますように。


1.2月レッスンスタートを目前として。
先日うかがった、国立市の、中国茶の、張小紅さんのサロンへ、中国茶レッスンへ。

新年茶話会、ということで、まずはそのテーブルセッティングにうっとり。
そして小部屋の一角の茶器や道具にうっとり、うっとり。

そして、さっそくの新年茶話会が始まり。
今回は5種の中国茶を、点心やお菓子と合わせていただきながら、それぞれのお茶のレクチャーをしていただくスタイル。
まずは、寒い頃にぴったり、ということで、なつめ入りの、年数を経た白茶・白牡丹を淹れていただき。
フレッシュな白茶とはまったく違う印象にまずは驚き。
ほんのりのなつめの優しい風味と、熟成された白茶で、体がじんわりあたたまる感覚。



そして、今度はフレッシュな2021年の白茶・白牡丹。
微発酵茶。


優しい色合いと、優しい風味。
微発酵茶ならではの、清々しさもありながら、甘みとコクも。
すーっと体に染み渡るような優しさ。


続いては、烏龍茶2種。
1つ目は、鳳凰単叢鴨屎香。
驚くようなそのネーミング。
昔、とある農民がとても良い香りのする茶樹を見つけ、 その木を他人に盗まれないようにと『 鴨屎香 』という名前をつけたと 言われている、とか。

こちらは台湾茶芸スタイルで淹れていただき。
苦味や渋みが弱く、飲み口はとてもすっきりしている一方で、口の中にしばらく残るほどのうっとりする香り。
プラムのようなフルーティーな風味。
本物の桃との相性も抜群、、とのことで、想像するだけで心ときめくような。



急須の材質について、サイズについて、湯の量について、蒸らし時間について。
蓋をする、外す、について、などなど、なるほどなるほど。
実際に目の前でレクチャーしていただく価値jは大きく。
続いては、岩茶。
花香水仙。
世界自然遺産にも指定されている中国福建省武夷山の、岩石土壌のミネラルをたっぷり吸収しながら育つ野性的なお茶「岩茶」。
どっしりとしたイメージの強い岩茶なのだが、小紅先生の、手際より茶さばきで、1煎目の蒸らし時間は20秒。
ほんのり、心地よい、まろやかな渋みと、優雅な花のような香り。
こんなに華やかな岩茶があるなんて、そんな印象。



岩茶をいただきながら、小紅先生お手製の点心などもご用意いただき。
いちごのサラダのドレッシングに使われている黒酢、そしていちごと岩茶とのマリアージュに感激。

それから、黒くわいの蒸し羊かん。
くわいのシャキシャキした食感と、くわい粉で作られる羊かんのもっちもちの食感。
中華風煮卵・茶葉蛋茶には、ウイキョウや八角などのスパイスの香りとしょうゆの風味。
ほどよい塩気が絶妙で、こちらもお茶との相性抜群。

そして、最後の最後に淹れたいただいたのが、中国紅茶、花香小種。
武夷山は実は、紅茶の発祥の地だそうで、世界最古の紅茶。
鮮やかな色合い。
和紅茶のような、優しい風味と爽やかな渋み。あとからトロピカルな甘みを感じるのが心地よく。


丁寧に淹れていただいて、じっくりと5種の中国茶を楽しむひととき。
白茶から始まり、烏龍茶2種、そして中国紅茶。
とにかく奥が深く、探れば探るだけその先にまた新しい扉が見える、中国茶の世界。
まずはきょうの5種、それぞれの魅力を、備忘録として。
お茶を囲むひとときの愛おしさ。
このような機会を作ってくださったことに心から感謝して。
さあ、もっともっとおいしいお茶を淹れられるようになりますように。


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