
2021年おせち日記 5日目。
おせち仕事も終盤。
午後からは、30日分のおせちお渡し。
お渡しの準備をととのえて、おせち1品1品を撮影。
窓際の優しい光を浴びながら、おせち1品1品がきらきらと。
なによりも、今年も無事に、丹波の黒豆・飛切がふっくらと炊き上がって、心からほっと。
ここ1,2年、だいぶ心持ち穏やかになりつつも、まだまだ黒豆については、炊き上がるまでどこか心そわそわ、ざわざわしてしまうもの。
あとどのくらいしたら、最初から最後まで心穏やかに黒豆を炊けるようになるのだろう、と毎年想いつつ。





そしてお渡し1日目。
みなさんがいらっしゃるのをお待ちしつつ。
同じ場所での昨日までの慌ただしさが嘘のような、静のひととき。
毎年ながら、大切な時間。
おせちを毎年毎年作り続けて、気づけば20年。
20年でようやく、少しずつゆったり眺められようになってきたような。
おせち時間の記憶があれこれあれこれ蘇ってきたり。
今振り返れば、あの頃の精いっぱいの我が身が愛おしくもあり。
毎年毎年のおせち仕事は、思いがけず過去の自分と向き合う、そんなひととき。
さて、来年の我が身へ託すおせちノートに書き込みをして。


いらしてくださる方々と、おせちをお渡ししながら、束の間の年の瀬の会話など。
そして今年は、みんなでひとまずここまで乗り切って、そしてもう一息、そんな同志のような。
当たり前のことが当たり前でなくなった1年。
だからこそ、こんなマスク越しながらも、束の間のお渡しのひととときながらも、直接お渡しできることのありがたさ。
「子どもたちに持っていくおせち作りに奮闘中です!」、などなどお料理話に華が咲いたり。
うれしいメッセージなどをいただいたり、また繋がりが広がったり。
ご注文いただいたおせちを召し上がっていただくのはもちろん、新年の食卓に私のレシピがお役に立つことができるのは、まさに冥利に尽きるもの。
どうか、みなさまの新年の食卓の、おいしいお手伝いとなりますように。
ご質問などあれば、大急ぎでお問い合わせくださいませ!
無事本日のお渡しを済ませ。
ふ~、とやや心緩みつつも、まだ明日のお渡しと、発送分の無事の到着までは、ほどよく心を引き締めて。
31日お渡しのみなさま、心よりお待ちしております。

先日、手先がウズウズ、ウズウズ。
新年に合わせて2つだけ、と自分と約束して、チクチク、チクチク。
お正月飾りと、それから20201年干支・丑。
丑、というよりも、マレーバク風?
悪い夢を食べてくれるバク、に悪夢は託し、よい夢を見る新年となりますように、と、バク風の丑、といいうことで。



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