
ステイホームの新年に向けて、今年はおせち作りに挑戦する方も例年より多いのでは。
昨年に引き続き、紀文さんの、アレンジおせちにて、おせちレシピをご紹介させていただいています。
わたしも毎年作る、定番のナッツごまめに、彩りなます。
それから海老とほたてのマヨネーズ炒めに、ケークサレなどなど。
おせち作りのお手伝いとなれば幸いです!




さてさておせち日記 2日目。
朝から夕方遅くまでオーブンフル稼働な、肉、肉、肉な1日。
まずは「ピスタチオのテリーヌ」。

豚ひき肉と鶏ひき肉ベースの生地に、色鮮やかなピスタチオがふんだんに。
我がテリーヌの原点ともいうべく。
ずらりと並ぶ型たち。



ピスタチオのテリーヌしても、薬味とチーズのテリーヌ、そしてナッツ松風にしても、それから栗きんとんにしても、わがおせち仕込みには大活躍、なくてはならない存在の、フードプロセッサー。
フードプロセッサー様、様。
そして、オーブン様、様も。
第1陣が焼き上ると、オーブンから取り出して、すぐに第2陣、そして続いて第3陣。
常にオーブンが稼働な1日。
それからもう1つ、様、様、なのが、我がレシピにはとにかく登場率の高い、ラム酒。
メイヤーズのダークラム。

料理にもお菓子にも、日々ふんだんに活用しているのだが。
先日、いつものように買い出しに行ったら、当面の発売中止に。
目の前がくらくらとした瞬間。
聞けば、このコロナ禍で工場が閉鎖された、と。
来年に、場所を変えてまた製造が再開する、とのことなのだ、当面は製造中止に。
大慌てで酒屋さんに問い合わせをし、在庫を探していただき、無事、貴重な2本が手元に届き。
ピスタチオのテリーヌに、薬味とチーズのテリーヌが、これで無事仕込める、と心からほっと。
貴重な2本、普段はふんだんに使っているのだが、当面は大切に大切に。

オーブンでピスタチオのテリーヌを焼いている間に、今度はナッツ松風。
鶏ひき肉生地をベースに、粉山椒の香りがふわり。
トッピングのナッツの存在感。

流し缶に生地を詰め、表面を平らにしたら、登場するのがたこ糸。
もちろん目分量でナッツを並べていってもいいのだが、案外いちいち戸惑うことも。
カットしたたこ糸で定めをつけてあげると、ひと手間かかるが、実はそれ以降は迷いなくナッツをトッピングできるので、実はこちらの方が効率よく、そして確実。
急がば回れ、なり。

特に量が多くなると、オーブン温度や焼き時間などにも影響があり。
昨年の仕込みノートは手放せず。
1年前の私のメモ書きが頼りになること、なること。
当たり前なのだが、1年後の自分に向けて書いているので、自分が思いそうなところをいい具合に書いてくれていて。
毎年ながら、1年前の仕込みノートは常に作業台の脇に。
まるで1年前の我が身と対話している感覚。


ナッツ松風最終陣が焼き上がると同時に最後の買い出しへ。
帰りに松や裏白、それから金塗の雲竜柳なども調達して。
そして、「薬味とチーズのテリーヌ」。
もう1つの、「ピスタチオのテリーヌ」と合わせて、我がおせちの定番の一品。
アクセントにはチーズと薬味たち。

しょうがに三つ葉、万能ねぎ、そして少々加えることで全体がうまくまとまるさりげない影役者、イタリアンパセリ。
頬張ったときにふわあと薬味が香り。


夕方過ぎのキッチンは、恐ろしいほどにお肉の香りが広がり。
肉、肉、肉な1日。
*おせち日記 2日目*
ピスタチオのテリーヌ、薬味とチーズのテリーヌ、ナッツ松風、黒豆の火入れ、お品書き

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