
2020年おせち日記 5日目。
おせち仕事も終盤。
昨年までは。朝早くからせっせと発送の準備。
だったのだが、今年は遠方への発送もあり、1日前倒し、29日夕方には無事発送分たちが一足先に出発してくれたので、その心持ちの穏やかなこと、穏やかなこと。
ということで、恒例の、テーブルにずらりおせちの眺めも、発送前の夕方に。
この眺めで、ここまでのおせちの無事の事運びに、ひとまずは小さくほっとする瞬間。
今年は今まで以上にご注文が多くなったので、テーブルに全品が乗り切らないかと懸念したのだが。
無事全品ずらり。
あら、もう少し余裕があったり。
それでも、眺めながら、1つ1つきちんとご用意できたことに、まずは自分自身に、お疲れさま、と声をかけ。
毎年は午前中にせっせと発送準備を整えていたのだが、その分時間が取れたので、子どもたちの部屋と庭の大掃除など。
今まではおせち仕事を口実に大掃除はにわかもにわか、だったのだが。
ついついあそこも、ここも、ととめどなく、気づけばおせちお渡しの時間が近づき。


午後からは、30日分のおせちお渡し。
お渡しの準備をととのえて、おせち1品1品を撮影。
窓際の優しい光を浴びながら、おせち1品1品がきらきらと。
なによりも、今年も無事に、丹波の黒豆・飛切がイメージ通りに炊き上がって、心からほっと。
まだまだ黒豆については、炊き上がるまでどこか心そわそわ、ざわざわしてしまうもの。
あとどのくらいしたら、最初から最後まで心穏やかに黒豆を炊けるようになるのだろう。
![DSC_8585[1]](https://blog-imgs-129.fc2.com/s/h/o/shokutakuizui/20191230185640cc4.jpg)
![DSC_5571[1]](https://blog-imgs-129.fc2.com/s/h/o/shokutakuizui/2019123018563799c.jpg)
![DSC_5563[1]](https://blog-imgs-129.fc2.com/s/h/o/shokutakuizui/201912301856375f3.jpg)
そしてお渡し1日目。
今日からの年賀状書きなどをしながら、みなさんがいらっしゃるのをお待ちしつつ。
同じ場所での昨日までの慌ただしさが嘘のような、静のひととき。
毎年ながら、大切な時間。
ふと昨年までのおせち時間の記憶があれこれあれこれ蘇ってきたり。
今振り返れば、あの頃の精いっぱいの我が身が愛おしくもあり。
毎年毎年のおせち仕事は、思いがけず過去の自分と向き合う、そんなひととき。
さて、来年の我が身へ託すおせちノートに書き込みをして。




いらしてくださる方々と、おせちをお渡ししながら、束の間の年の瀬の会話など。
急遽ご案内させていただいた黒豆やテリーヌなども、たくさんご連絡をいただき、ほぼ嫁入り先が決まり、ありがたい限り。
本当はせっかくなのでゆっくりお茶でも、なのだが、束の間ながらもこうやって直接みなさんとお会いでき、年の瀬のひとときを過ごすことができること。
「おせちを作りながら、気分転換にバクス風チーズケーキを焼いてみました!」、などなどお料理話に華が咲いたり。
うれしいメッセージなどをいただいたり、また繋がりが広がったり。
ご注文いただいたおせちを召し上がっていただくのはもちろん、新年の食卓に私のレシピがお役に立つことができるのは、まさに冥利に尽きるもの。
どうか、みなさまの新年の食卓の、おいしいお手伝いとなりますように。
ご質問などあれば、大急ぎでお問い合わせくださいませ!
無事発送と本日のお渡しを済ませ。
ふ~、一気に心緩み。
いやいや、まだ明日のお渡しと、発送分の無事の到着までは、ほどよく心を引き締めて。
31日お渡しのみなさま、心よりお待ちしております。

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