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「豚肉とレンズ豆の軽い煮込み」、タパス風



 平日クラス。初めまして、の方も数名、自己紹介からついつい話が尽きず、そんなスタート。 
 初夏のスペイン料理、華やかな色合いのお皿が並ぶ中、テーブルをグッと引き締めてくれるような存在、「豚肉とレンズ豆の軽い煮込み」。仕上げにピックを添えて、スペインバルのタパス(前菜)風に。
 レンズ豆、まさにレンズのような形をした、小さな、小さな豆。小豆もそうなのだが、小豆サイズ以下の豆、緑豆やレンズ豆は水に戻さないで、そのままゆでられる。それもレンズ豆については10~15分ほどで煮えるので、使い慣れると、実は扱いやすく、サラダにスープに煮込みに、そのままに、と活用力もあり、そしてなによりもおいしい。うまみや甘みがぎゅぎゅぎゅっと詰まっていて、レンズ豆だけでもなんとも言えない風味とコクがあり。今回はそこへ、相性抜群!の豚肉を合わせ、まさにおいしさの相乗効果。
 豚肉、今回は豚バラブロックをブロックのまま、下味をし、表面をさっと焼いてから、圧力鍋で10分。ほどなく、いい具合にやわらかくなったものを食べやすい大きさにカットして、いつのまにか煮上がっているレンズ豆の鍋へ。圧力鍋こそ、使い慣れないと、手を出しにくい調理道具。が、やはり圧倒的な効率のよさとその威力。とはいえ、私自身、日々それほど出番が多いわけではないが、塊肉の下処理や大根などの下煮には欠かせず。圧力鍋を使って、何かしらの料理を仕上げる、というよりは食材の下処理に使う。もちろん、やっぱり苦手、という方は今回なら豚バラブロックを鍋でコトコト、40分ほどといったところ。
 レンズ豆と一緒に豚肉を煮るのだが、豚肉を一度下ゆでしているので、豚肉の脂もすでにほどよく出され、とってもすっきりとした仕上がりに。合わせて煮込むときに、豚肉のゆで汁を少々。これでさらに全体にコクが増し。
 今回は、他の料理とのバランスで、煮込み、にしたのだが、レンズ豆をゆでて、豚肉をゆでて、の段階まではまったく同じく、の展開パターンを1つ。耐熱の器にレンズ豆を盛り、その上に下ゆでした豚肉をスライスしたものをのせ、塩を少々、そしてオーブンへ。「豚肉とレンズ豆のグリル」。こちらも豚肉からのおいしいソースがレンズ豆にしっかりと染み込んで、甲乙つけがたいおいしさ。
 いつもながら想うのだが。初めてお会いする方々とも、一緒にテーブルを囲むと、不思議と距離が一気に近くなる。同じテーブルで同じものをいただきながら、おしゃべりなど。改めて、「食」の力をしみじみと。それにしても、今日も暑かった。みなさんをお見送りし、玄関先まで出ると、すっかり真夏を感じるような暑さ。ぎりぎり5月。
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くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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