
秋のお彼岸。
毎年恒例の、おはぎ作り。
小豆を炊いて、もち米を炊いて。
小豆に、きなこにごま。


今までもあれこれ合わせてみたのだが、おはぎにはこちらの5寸の朱塗りの重箱がなんともしっくりくるので、最近はすっかりの定番。





連休中は、ふらりと行田市へ。
以前訪れたときに立ち寄れなかったスポットを巡って。
まずは石田堤。
映画「のぼうの城」にも登場するのだが、豊臣秀吉の関東平定の一環として、成田氏長居城である武蔵国・、忍城を石田三成らが攻めたとき、水攻めのために忍城の周囲を5日間という短い期間で総延長28 kmに渡って築いた堤が、今なお姿を残しており。
以前、忍城を訪れた時には、石田堤を見つけられず、リベンジの巻。
そばには忍川が流れ、向こうに見ゆるは忍城、のはずが公園内の松の木々で見えず・・・。


早めのランチに向かったのは、行田市のソウルフード、「フライ」と「ゼリーフライ」の店、かねつき堂。
こちらも以前立ち寄った時には、勾玉作りに熱中しすぎて、立ち寄る時間が取れず、のリベンジ。
お昼前にはほぼ満席、の人気店。
さっそく運ばれてきたのは、まずは「フライ」。
小麦粉にねぎや豚肉、卵などの具材を入れ、鉄板で薄く焼いたもの。
足袋作りが盛んだったこの地域では、女工さんたちのおやつの定番だった、とか。

そして、中に焼きそばの入った「フライ焼きそば」。
こちらのお店は、生地にもち粉かなにかも加えているのか、ふんわりしつつ、ほどよいもちもち感と優しい味付け。

それから、噂の「ゼリーフライ」。
ゼリー、が入っているわけではなく、小判型であることから「銭フライ」、がなまって、「ぜりーフライ」になった、とか。
中には、じゃがいもメインに、たくさんのおから、そしてにんじん、ねぎなど。
こちらも、きっとあれこれ工夫されているのだろう、しっとりした食感と、コクもあり。
切り分けたフライと、フライ焼きそばを頬張りながら、「ここのパスタとピザ、おいしいね。」、と娘。


さて、めざすは、さきたま古墳公園。
以前こちらでは、みんなでせっせと勾玉作りをしたのだが、今回の目的地は、「はにわの館」。
こちらでは、はにわや土器を作る体験ができ。


さっそく粘土をこねて。
棒状に伸ばし、丸めて輪を作り、もう1つ重ねて、つなぎ目を伸ばしていき。
表面や内側をなめらかに整えるのに、木片を使ったり、それから貝を使ったり。
そして表面に模様を入れるのに、縄を使ったり。


私は、土器を作りたい、という娘のサポート、ということだったのだが、途中からは思わずこちらも夢中に。
ようやく、みんなのはにわや土器のかたちが仕上がり。
あとは、こちらで約1か月乾燥ののち、館内での窯にて約800度で7時間ほどかけて焼き上げての完成。
ということで、わが家の届くのは11月のお楽しみ。

秋の空気の中、ロマンあふれる古墳公園を散策。
公園を歩いていると、あちらには円墳、こちらには前方後円墳、の眺め。
途中に、先ほころび始める白い彼岸花。



最後に立ち寄ったのは、カフェギャラリー高澤記念館。
館内の、高澤家住宅は、江戸時代末の豪農の養蚕農家住居で、母屋のほかに、土蔵、長屋門、離れ、篠屋(納屋)、が現存。
驚くほどにしっとりとした空気。
ふらり行田の、日帰りおでかけ。



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