
打ち合わせをしながら、教室キッチン窓際に並ぶ重箱たちを眺めつつ。
20年近く前に初めて手に入れた重箱を皮切りに、1つずつ、少しずつ重箱が増えていき。
今では教室キッチン、棚の上は、すっかりの重箱コーナーとなり。
レッスン内容や、季節や、その時期の気分に合わせてディスプレイを変えたりしながら、それでもいつでも重箱ずらり、そんな眺めは変わらず。


9.10月レッスンの日々。
今回多くのみなさんが一番楽しみにしてくださっているのが、おそらく「バスク風チーズケーキ」。
最近でもまたブームが復活し、あちらこちらのケーキ屋さんでも目にすることも多くなり。
バスク風チーズケーキ。
スペインのバクス地方発祥のチーズケーキ。
焼きたてはプリンのようにプルプルで、そのままではケーキとして食べにくく、しっかりと冷やすとその魅力が。
表面は真っ黒に近いほどの焼き色。
粉がほとんど入らないので、苦さ、は感じず、キャラメリゼの印象。
しっかり冷やした生地、周り部分は濃厚なベイクドチーズケーキの雰囲気、そして中央はトロリ、クレームブリュレのような、が理想的。
とはいいつつ、焼き色や焼き具合については、保管の問題や食品衛生の問題等で、店舗によってだいぶ異なるのだが。
レッスンでは、その理想、を目指し。
しっかりしっかり冷やすのが大切なので、レッスンではみなさん到着早々、まずはバスク風チーズケーキの生地を作り、高温のオーブンで焼き始めてから、では始めましょう、とお席に座っていただき、お茶じかんなど。
他のレシピの説明をしている間に、焼き上がり、大急ぎで急冷、という流れに。

さて、そのレシピ。
バクス風チーズケーキ、というと、お家では作ることができなそう、そんな印象を持たれる方も多いよう、なのだが。
レシピについては、拍子抜けするほどに、ワンボウルで混ぜるだけ、のお手軽なもの。
材料についても、手近なものばかり、とうれしい誤算メニュー。
スペインでは、バルの定番メニュー、バスク風チーズケーキ。
ピンチョス的にカットしたものにピックをさして提供するところも。
キャラメリゼした香ばしさとクリーミーで濃厚なチーズ感。
お好みで岩塩などを添えれば、ワインともぴったり。

ということでレッスンでは、岩塩にブラックペッパー、ピンクペッパーを添えて。
食べ進めながら、また新しいおいしさに出会う魅力と言ったら。
当日のおいしさはもちろん、翌日、翌々日、と一層熟成されて、より濃厚な印象に。
さっそくの復習では、ぜひぜひもう少し切り分けたい気持ちをぐっと堪えて、熟成の過程も楽しんでいただけたら。
まさに魅惑のバスク風チーズケーキ。



9月キッズ&ジュニアレッスンもちょうど中盤。
みんなでくるくる、くるくる、お月見だんご。
かぼちゃあんは、絞り袋を使って、みなさんお好きなように。
1人ひとりのお月見だんごのできあがり。



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