
9.10月レッスンの日々。
テーブルの上には秋の眺め。
スクエア型のかごには、世界の発酵 前菜盛り合わせ 吹き寄せ風。
吹き寄せ、とは。
秋になると、木の葉や花びらが風に吹かれて1か所に寄せ集められる、そんな秋の眺めをイメージした盛り付けを、和食では、吹き寄せ、と。
世界の発酵、ということで、かごの中には、発酵バターにサワークリーム、塩麴に豆鼓、そしてテンペなど。
日によって、吹き寄せの盛り付けも少しずつ違い、それぞれの日のそれぞれの吹き寄せ。



つやつやとしたあんをかけて召し上がっていただくのは、「テンペのべっこうあんがけ」。
リクエスト食材の1つ、テンペ。
インドネシアの納豆、呼ばれたりするインドネシア発祥の発酵食品。
蒸した大豆をハイビスカスの葉にいるテンペ菌では発酵させたもので、納豆のような癖はまったくなく、大豆製品が好きな方ならきっとお口に合う食材。
良質なたんぱく質として、マクロビカフェなどではテンペバーガーなども定番。
今回は、片栗粉をまぶしてこんがり焼いて、しょうゆの風味の効いたべっこうあんをかけて、すだちをきゅきゅっと。

ひと口頬張って、しみじみと、「おいしい~!」、そんなお声とともに教えていただたのだが、テンペチョコ。
どうしても気になって、さっそく買いに走り。
凍結乾燥させたテンペにビターチョコレートとココア。
ビターチョコレート、というところがたまらなく。
テンペの買い出しついでに、またまた購入予想。


テンペチョコも然り。
毎日毎日、いらしてくださる生徒さんから教えていただくことばかり。
美味しいおはなしはもちろん、調味料の話、器使い、お菓子作りのテクニック、などなど。
それから子育てについてなど、みなさんからうかがって、なるほどなるほど、と心にメモ刻むこと、多々、多々。
今回のレッスン、特にみなさんがうなるように喜んでくださるのが、食後の「バスク風チーズケーキ」。
来てくださるみなさんへの感謝の気持ちをかたちにすべく、これからも、本当においしいレシピ作りの励みとして。


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