
*ご案内*
丹波の黒豆・飛切がしっとりふっくら炊き上がりました。ロスがほとんどなく、お渡しに少し余裕ができました。
ご希望の方、追加でのご注文の方などありましたら、お声がけくださいませ!
丹波の黒豆・飛切の新豆 1200円です。
お渡しは30日午後、31日午前、くにたちの食卓 いづいにて、となります。

2019年おせち日記 4日目、仕込み最終日。
まずは、「炒めなます」。
大根、京にんじん、赤大根などの拍子木切りは昨日の私にお任せしておいたので、今日はさっそく炒めるところから。
フライパンに何回かに分けて、まずは拍子木切りの野菜にさっと火を入れ、そこへ同じくらいの大きさにした油揚げとしいたけを加え、さっと火を通し、最後に酢、砂糖、酒を加え、味をととのえ。
仕上げにごま油を回し。
酸味と甘みが整い、ごま油の風味で、とっても食べやすい「炒めなます」。
できあがったら味がなじむように、大きなバットに広げ、時々転地しながら。
毎年、最後に三つ葉を混ぜていたのだが。
今回は混ぜずに最後に一緒に盛り付けて、三つ葉のフレッシュ感を意識して。



さて、続いては、「海老と帆立のマヨネーズ炒め」。
前日にせっせと下処理をした海老と帆立たち。
でき上ったマヨネーズ炒めは一気に扇風機で冷まし。
昨年から登場した扇風機。
登場、というか、12月のシュトーレンレッスンの時に一気に冷やすのに使っていて、あえて置きっぱなしにしておき。
こちらもすっかりのおせち戦線武器となり。

そして最後に、家族用の、「ナッツごまめ」。
すっかりの定番。
それまでのご注文おせちは、キッチンの一番大きな鍋、一番大きなボウル、一番大きな泡立て器を使って、仕込んでいたので、2家族分のナッツごまめの分量があまりにかわいらしく感じられて。
1つ1つのごまめの様子、ナッツの様子、そんなものを見ながら、感じながら作るって、ある意味、贅沢なのかも。
そして、少量を作ることと、大量を作ることの違いをしみじみ、しみじみ。
ゆっくりとごまめやナッツを乾煎りし。最後に調味料とからめるところは一気に。
![DSC_3671[1]](https://blog-imgs-114.fc2.com/s/h/o/shokutakuizui/201812300458507f1.jpg)
ひとまずは全品の仕込みが予定時間より早めに終了。
さて、ここからは無事できあがったおせちをせっせとパック詰めや袋詰めに。
毎年パック詰め作業をする頃にはすっかり暗くなり、そして夜までその作業が続くことも多かったのだが。
今年はまだ午前中のやわらかい日差しの中で、黒豆のパック詰めができるなんて。
今年も無事ふっくらとつややかに炊けた黒豆がやわらかい光のもと、本当に本当に美しくて。
なますの色合いの美しさ。
改めて、今も変わらず、食材の、そして料理の美しさに心躍ることは私の料理の原動力となっているはず。




おせち事も20年以上。
以前はもちろん失敗も多々、作り直しをしたり、黒豆の多くの皮が破けてしまったり、発送準備が間に合わず、半泣きしながら梱包したり、などなど。
ほろ苦すぎる想い出は数え切れず。
ここ数年は年を重ねるごとに、徐々に穏やかに事を進められることも多くなり。
とはいえ、まだまだだなあ、と思うところも、多々、多々。
いつかなんの杞憂もなく、心穏やかにおせち仕事を終える年が来ることを願って。
それでも、年を重ねるごとに、見えることが増えてくること、感じられることが増えてくること、1年前の自分からの小さな小さな成長を感じることができること。



無事おせちの準備がととのいました。
30日、31日お渡しのみなさま、心よりお待ちしております。
発送のみなさま、30日発送、31日午前着の予定です。
毎年のことですが、運送屋さんに念を押されます。
1年で最も繁忙期、午前着で発送をお願いしていますが、到着が遅れる可能性があります。
(例年、予定通り、もしくは昼過ぎ到着と、みなさまからがご連絡いただいています。)
どうかおせち仕事が、無事最後まで事運びますように。
そして、みなさまの新年のテーブルのお手伝いとなりますように、願いを込めて。
*おせち日記*
炒めなます、海老と帆立のマヨネーズ炒め、ナッツごまめ
おせちのパック詰め、袋詰め

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