
長男、修学旅行へ無事出発。
待ち合わせをし、みんなで学校へ向かう後ろ姿。
いつの間にかこんなに大きくなったのかあ、と思わずしみじみ、そんな朝。
フードパックに詰めたおべんとうには走り書きの手紙も添えて。
大人になってからも、ふとした機会に記憶がよみがえることもある修学旅行。
帰ってきてからの、きっとあまりたくさんではないけれど、おみやげ話を楽しみにして。

子どもたちが修学旅行なら大人たちも。
と、友人がプランニングしてくれた大人の遠足へ。
行先は鎌倉。
実家が鎌倉、という彼女だからこそ、のそれはそれはすてきなコース。

みんなでおしゃべりしていたらいつに間にか鎌倉駅に到着。
さっそく江ノ電に乗り、由比ガ浜へ。
早めのランチは、鎌倉 松原庵へ。
古民家をそのまま生かしたすてきな店構え。
お蕎麦の前に、彩り7種盛り合わせ。

季節の野菜のバーニャカウダに、しっとりとしたなすの南蛮漬け。
印象的だったのは、揚げそばに乗せられた、豆腐の味噌漬けペーストはいつまでもちびちびと堪能したいおいしさ。
それから七穀餅の揚げ出しはもっちりとコクのあり。
そして、コシのある二八そばをいただき。

お腹が満たされたところで、いざ鎌倉散策。
江ノ電を一駅乗り継ぎ、和田塚駅へ。
今回の鎌倉遠足でまずリクエストさせてもらったお店「木木」。
店内には、布や糸、それから優しいテイストの雑貨など。
以前別のお店でこちらの糸をよく買っていたのだが、そのお店がクローズしてしまい、いつかうかがいたい!と思っていたところ。
さっそく、糸やら、色とりどりのラフィアなどを選び。

そこから歩いて、友人の同級生の雑貨店「mar」へ。
こちらではすてきな箸置きを調達。
途中、キビやベーカリーに寄ったりと、道歩きを楽しみながら、再びの鎌倉駅。

今度はタクシーに乗って、お寺巡り。
まずは「浄明寺」へ。
さっそく浄妙寺境内にある「喜泉庵」へ。
すてきな庭園を眺めながら、生菓子とお抹茶をいただくことに。
と、しっとりと雨が降り始め、そんな雨音までが静かに響くような、静かなひととき。
と、向こうではうぐいすの鳴き声。
こんなにゆったりとした時間を過ごすのもなんだか久しぶりな感覚。



そして続いては、竹林の美しい報国寺へ。
門前に一歩足を踏み入れる瞬間からすっと澄んだ空気が流れ。
しっとりとした空気の中、あちらこちらに咲き乱れるあじさいの花。



そしてこちらもしっとりとした空気がよりその美しさと壮大感を増す竹林に囲まれて。
なんとも心が澄むひととき。

「そろそろ、残り時間30分を切りました。」、すっかり彼女のタイムテーブルに甘えっぱなしの1日。
再びの鎌倉駅方面へ。
小町に移転した「ロミユニコンフィチュール」にて焼き菓子を買い、そして最後に、「ダンテライオン・チョコレート」にてチョコレートと、帰りの車中のおやつとコーヒーを買って、いざ鎌倉駅へ。



帰り道もみんなでおしゃべりしながら、あっという間に国立駅へ。
彼女にこうやって、大人の遠足へ連れて行ってもらうもの、思い返せば3回目?、いや4回目。
いつもながら、さすがのセレクトコースは商品にもなるのでは、と思うほど。
さあ、次はどこかしら。
しっとりとした、大人の遠足日和。


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