
気づけば4月半ば。
半そで姿がぴったりの気候かと思えば、ふたたび軽めのコートを引っ張り出すような日もあったり。
とはいいつつも、春を過ぎ、今年は例年よりもずいぶん早く、初夏に向かう季節を感じつつ。
3.4月「春の箱詰めおべんとうレッスン」も今週来週の後半戦。
レッスンが2か月にわたるので、食材にも季節の変化が。
3月には前菜の和えものに「せり」を使っていたのだが、そろそろの名残の時期。
ということで、4月は、鼻に抜ける爽やかなピリッとした風味が魅力の、「わさび菜」を使って。


食後のスイーツは、リクエストいただいていた「トライフル」。
「トライフル」、イギリスの伝統的スイーツで、本来の名の由来は、「つまらないもの」。
ありあわせのもので作るデザート、の意。
定番は、フレッシュフルーツ、スポンジ生地、生クリーム、カスタードクリームなどをガラスの器などに段々に重ねていき。
今回は、「ありあわせ」をイメージして。
フレッシュフルーツのいちご、のほかには、ドライフルーツ、それからジャムなどをそれぞれひと手間加えて、トライフルの具材に。
カステラをスポンジ生地の代わりに使用し、和のイメージに。
それからそれから、カステラ生地との食感のコントラストを楽しんでいただくべく、サクサクっとした食感として登場するのが、「鉱泉せんべい」。
「炭酸せんべい」ともいわれる、昔懐かし、温泉街のおみやげ屋さん定番の、あのお菓子。
ゴーフルのようなサクサクサクッとした食感と、そしてほんのりの塩味がなんとも絶妙なアクセントに。
昨日のレッスンには、「鉱泉せんべい」名産地がご出身の方が数名いらして、「いつも実家からの荷物の隙間埋めに詰められている鉱泉せんべいががこんな姿に~!」、と驚いていたご様子などなど。

カスタードクリームは電子レンジでお手軽に。
材料を混ぜ合わせ、ふわっとラップをして電子レンジで少々。
取り出すと、ややとろみがつき。泡立て機できれいに混ぜたら、もう1度レンジへ。
電子レンジは効率的な加熱をしてくれるので、お手軽レシピにはありがたい存在。
コツは、一気にかけすぎないこと。
かけすぎてしまうと、元には戻れないので、時間を短めに設定し、足りなければこまめに追加で。
グラスにカステラ、カスタードクリーム、ドライべりーのみりんマリネを重ねていき。
ゆるめにホイップした生クリームの上には、いちごジャムソース。
ジャム、そのままだと甘ったるいのだが、半量ほどのレモン汁を加えると、爽やかなフルーツソースに。
いちごジャムソースの上にはフレッシュのいちごをのせ。
最後に、和の仕上げ。黒蜜とシナモンをかけて、「いちごとカステラの和トライフル」の、できあがり!
頬張るとおいしさの相乗。
想い出すとまた頬張りたくなる、そんな魅惑の和スイーツ。


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