
1月11日は鏡開き。
固くなった鏡餅を割り、ごま油をまぶし、フライパンでゆっくり焼いて、カリカリにして、仕上げに塩をパラパラ。
買い出しついでに調達したのは、お正月のお菓子「花びら餅」。
この時期になると恋しくなるもの。
甘く煮たごぼうと白味噌あん、そしてほんのり優しいピンク色。
このごぼうの風味がなんとも。
伝統的ながら、野菜スイーツの原点なの、かも、ともう少しだけ新年気分を満喫しつつ。


明日のご注文に向けて、仕込みなど。
花びら餅の優しいピンク色も然り、まだまだこれから寒さ厳しい季節ながらも、少しずつ少しずつ春を感じ始めるうれしさ。
特に走りの食材。
アスパラガスやスナップえんどうをさっと湯がいた時の、ふわっと優しい青い香りに、春の気配。
アスパラガスを使って、新年1本目のテリーヌを焼き。
年末のおせち仕事では何十本も焼いたテリーヌ。
1本だけを丁寧に作る、そんな仕事はじめもよいもの。
そしてテリーヌを焼きながら、こちらも新年恒例の包丁研ぎ。

仕込みの合間に。
ものづくり教室「みずたま」さんのヒンメリ ワークショップへ。
みんなでテーブルを囲み、ヒンメリ作り。
時折おしゃべりをしながらの手しごとの楽しさと言ったら。
ああ、やっぱりこういう作業はやり出すと楽しくて、止まらなくなるほど。
そしてほどなくとってもすてきなヒンメリのモビールができあがり!
ほくほく顔で帰宅し、さっそく教室キッチン窓近くにつるして。
できたてのヒンメリを眺めながら、さあ午後の仕込み。


アスパラガスのテリーヌは切り口がなんとも愛らしく。
スナップえんどうやさっと焼いて、焼き浸しに。
食材から感じる、少しずつ少しずつ春の気配。


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