
平日レッスンが続く日々。
そし今月は、初めまして、のご参加の方も多く、また新しい風が流れていくような。
初めてご参加の方の、ちょっと緊張されているご様子が、レッスン終了の頃にはすっかりすっかり穏やかな表情になってくださっていると、なんともうれしいもの。
前菜盛り合わせの一品は、「キヌアと押し麦の入った冬野菜のリゾット」。
未来の宇宙食、などと呼ばれるほど栄養価の高いキヌア、そして手軽に使える、こちらもビタミンに食物繊維豊富な押し麦を使って。
リゾット、といえば、仕上げにチーズや生クリームでこっくりと仕上げることが多いのだが、今回は乳製品は使わずに。
具材も、冷蔵庫にあるような、大根、れんこん、玉ねぎ。動物性の食材は使わず。
それでも、野菜から十分に優しいだしが引き出され、最後に加えるEXVオリーブ油の風味とコクが加わり、きちんと整ったお味に。
リゾット、以前にもレッスンに何度か登場しているのだが、今までは、本来のリゾットレシピのように、お米を炒めたら、少々の水を加え、混ぜ、また加え、混ぜ、また加え、混ぜ、とどうしても鍋につきっきりの時間が長く。
ということで、今回は、米やキヌア、押し麦を加え、さっと炒めたら、計量した水を一気にすべて加え、蓋をして、弱火で10分。
その間はふたを開けたり、混ぜたりせず、すっかりのほったらかし。

みなさんのキッチンシーンを想像するに、日々の中、リゾットを作ることだけに専念する、ある意味、そんな贅沢な時間がなかなか取れない現実。
例えば、リゾットを作りつつ、他のおかずももちろん同時進行で作りつつ。
そして、火にかけつつ、キッチンをしばし離れ、洗濯物を畳んだり、子どもたちの宿題をみたり、部屋の片づけをしたり、などなど。
まずはおいしいのが一番、そしておいしいものをより手軽に。
「手抜き」も大切な追究要項。
抜いた分の「手」は、きっとほかのどこかに回すことができるはず。
10分ほど経ったところで、お米などの固さをみて、大丈夫であれば、仕上げにEXVオリーブ油をたっぷり回し、全体を混ぜて、できあがり。
今回は型抜きをして、仕上げにイタリアンパセリとゆずをあしらうと、一気に春らしい色合いに。


節分。
2月4日の立春に向けて。
さあ、我が家の子鬼たちが帰って来る前に、恵方巻を巻いておかなくては。
2月に恵方巻、3月には桃の節句でのちらし寿司。
この季節になると、お寿司を作る機会も多く。
そして、酢めしの優しい酸味も、春のほろ苦い食材などとともに、デトックスとして体が欲するような。
2月はキッズ&ジュニアレッスンで、「おすしのケーキ」、3,4月レッスン、「箱詰め春和食」でも、裏巻きリクエストをいただいているので、巻きずしが登場予定。
ということで、今日は、子どもたちの好きな巻き物も少々ありつつも、ほぼ試作巻き、という我が家事情。
食後は、次男が保育園で作ってきた鬼のお面を私がつけて。
厚紙でベースを作り、新聞紙を張り子にして作られたお面。
実によくできているので、大切に保管して来年の節分にも使おうかと思うほど。
みんな、顔を狙って本気で豆を投げるので、ばちん、ばちん、なんだか漫画のようにばちん、ばちん。
邪気や冬の寒気を追い払い、新しい春に向かって。
それまでの奮起はどこへやら、窓を開けると、意外と小声になる我が家の子鬼たち。



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