教室再開、夏のお手軽フレンチ



 11か月ぶりの教室再開。「お久しぶりです~!」、そんな声をかけ合いながらのスタート。そして、いざ教室が始まってみると、約1年近くのブランクが信じられないくらいに、あまり久しぶり感がなく。よかったあ、感覚はほぼ健在しているようだ。とはいえ、いつもながら、1回目の教室はその手順やら段取りなので、平静を装いつつも、どこかばたばたと。
 今回は、「夏のお手軽フレンチ」。ということで、なんとなく、よおし、作るぞ!、どこか気合を入れないと手を出しにくいレシピもいくつか。が、作ってみると、ちょっと驚くほどのおいしさ、そして思っていたよりは、自分でもできるかも、そんな感想を持っていただいたらこれ本望。
 そんな1品が、なんといっても今回リクエストの多かった「テリーヌ」。特に今回は私の十八番ともいえる、「薬味野菜のテリーヌ」。ベーシックなテリーヌ生地に、夏の和の薬味、大葉、みょうが、新しょうが、三つ葉、万能ねぎなどをたっぷり加えた、フレンチと和の絶妙な取り合わせ、そして、鼻にふわあと和のハーブ香り広がり。焼き時間約45分、その後、大急ぎで余熱をとる段取りなので。こういうときにはいつも、到着早々、生徒さんには席に座る前に手を洗ってもらい、一仕事。オーブンへ投入してから、お席にご案内し、あいさつなど。「テリーヌ」、どこかおめかし感もある、その響き。が、蓋を開けてみれば、ベースはハンバーグとまったく一緒。フライパンで焼けば、ハンバーグ、型に詰め、オーブンで焼けはミートローフ、そして、天板に湯をはり、湯煎して蒸し焼きすれば、テリーヌ、なのだ。
ひき肉料理のときには、みなさん聞き飽きたくらいに、繰り返しお伝えしているポイント。生地を粘りが出るまでしっかり混ぜること、それに尽きる。生地全体が白っぽくなり、ボウルの周りにも、そして混ぜている指先にもその脂がしっかりとつくくらいまで。そうすることによって、加熱しても、肉汁が生地の中に閉じ込められ、ジューシーでコクのある味わいに。
 教室では大急ぎで、焼き上がったテリーヌを型ごと、氷水で冷やし、少し落ち着いたところで、冷凍庫で冷やし。冷まし切るまではどうしても難しいので、ほんのり余熱がとれたところで、型からはずし、通常よりやや厚めにカットし、皿に盛り。さてみなさんでテーブルを囲み、いただきます!テリーヌにナイフが入り、口に運ばれ、「うわあ、おいしい~!」、そんな声に思わず顔がほころぶ。まだまださ冷めきらない、生地全体がふわあとしたところ。それはそれで、優しい味わい。そして、帰りにはもうしばらく冷蔵庫で冷まし、だいぶ落ち着き始めたテリーヌスライスをお渡しし。今晩か明日に、ぜひぜひ食べ比べてみてくださいね、と。
 生徒さんたちを見送り、戸を閉め。約1年弱ぶりの教室が無事終わって、心から、心からほっと。そして、なんともいえないすがすがしさとその余韻に、思わず1人で怪しい笑みをもらしていたはず。料理すべてがほぼ納得のいく仕上がりとなったこと。久しぶりの生徒さんたちのキッチン時間、そしてそのあとのテーブル時間。改めて、約1年のブランクのあとでも、こうやって楽しみに足を運んでくださる生徒さん方。さて、無事の再開スタート、まだまだこれからやりたいこと、やってみたいことが山のように。ここで、この場所で、「食」をテーマにこれからどんなことができるのかなあ、そんなぼんやり構想など。
 2階に上がると、さすがの母技量。すやすやと気持ちよさそうにお昼寝中の下2人。保育のプロフェッショナルである東久留米母、そして子どもたち含め、家族の心からの協力あるからこそ、今の私がこうやって教室に従事することができ。みんなに支えられていることをしみじみと。ありがたくも、よい1日。
スポンサーサイト

Trackback

Trackback URL
http://shokutakuizui.blog.fc2.com/tb.php/350-801f6d77

Comment

Comment Form
公開設定

プロフィール

くにたちの食卓 いづい

Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR