
小雨降る中、あまりに久しぶりの待ち合わせ。バスに乗って、大学近くに向かっていたら、当時、授業前に待ち合わせていた記憶とすっかり重なり。そしてなによりも、あまりに懐かしい景色があちらこちらに。少し早めについたので、懐かしいキャンパスや講堂、懐かしい小路などをぐるり。どこにもかしこにも想い出す記憶があるほどにいつも通った場所。
そんな大学時代、ある意味対照的なキャラクターながら、どこかお互いに感じるものがあったのだろう、共に4年間を密に過ごした友人と当時の懐かしいお店をはしごしながら、の時間。
まずは、「メルシー」にてランチ。学生街らしいラーメン屋さん。今でもお値段据え置きの400円! 店内の席に腰掛けたら、その天井の感じと言い、お店の空間の感じといい。そしてテーブルに運ばれてきたラーメンといい、ざざざっと記憶が蘇り。続いて、通っていた学部キャンパスからほど近く、外階段を上がった2階にある「カフェゴトー」へ。しっとりと落ち着いたカフェ。このお店の雰囲気、そしてコーヒーのあまりのおいしさ、当時のひよっこな私にはまだまだ堪能しきれなかったはず。友人とシェアした、チョコレートタルトもチーズケーキタルトもどちらもコーヒーと合わせるべくおいしさにしばしうっとり。小雨降る中、懐かしい道を歩きながら、今日の最後は、「リーガロイヤルホテル東京」。今日の想い出コースに、しとしと降る雨はぴったりだったのかも。当時の感覚に戻りつつも、そこから続いてきた今をお互いに確認し合うような、とっても有意義な時間となり。もちろん時間は足りず、そして、もっとほかにも足を運んでみたいお店や場所があれこれ。また次もこの辺りで会いたいね、と別れ際。まるで、授業が終わってからの、じゃあ、また明日ね、そんな感じで。
国立駅に着いて、買い物を済ませ、うれしい寄り道。生まれたばかりの赤ちゃんを見に、近くの産院へ。近くも近く、真ん中ゆふきと一番下ほゆきを出産した場所。エントランスに入ったとたんに、ふわあと懐かしい香りと懐かしい空気。そして、生まれたての小さな小さな赤ちゃん。ここでの2度の記憶があれこれ蘇り。と、今日は、「懐かしさ」を満喫する1日となり、なんとも胸がいっぱいに。
と、現実に戻るべく、本日のスパニッシュ試作。「たこと季節野菜のガルシア風」。タパス定番の一品。さっとボイルしたたこや季節野菜、今日は新じゃがいもにスナックえんどう、グリンピースなど。ゆでたてをお皿に盛り、塩とEXVオリーブ油を回し、仕上げにカイエンヌペッパーを少々。食材のおいしさをシンプルに引き出す、そんな料理。カイエンヌペッパー、3,4月教室でも「エッグベネディクト」にぱらりぱらり。辛みの赤唐辛子をはじめ、パプリカ、クミン、オレガノ、ガーリックなどがブレンドされたミックススパイスで、ちょっと雰囲気のある辛みをつけたいときにぴったり。イメージとしては、「洋風の七味唐辛子」というと、わかりやすいかも。辛みだけでなく、ふわあと香るハーブやスパイスの香りがなんとも魅力的。学生時代の自分をベースに、その後の人生経験がこのハーブやスパイスのようにうまく我が身に付加され、魅力となっていますように。だいぶこじつけのまとめとなり。
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