
今週はレッスンウィーク、初夏のチャイニーズ。
チャイニーズならではの、せっせと仕込んで、最後に一気に仕上げていく臨場感と、なんとも食欲をそそる香りが一気に広がり。
こっちの鍋では、麻婆豆腐がぐつぐつと、そして、こっちの鍋では餃子が焼き上がり。
リクエストをいただいて、登場の「餃子」。
チャイニーズ定番中の定番、きっと日々の食卓での定番のお家も多いはず。
みんなが大好きな餃子。

以前にもレッスンで登場しているのだが、こちらでの餃子は、ひだを作らない、「お手軽餃子」。
餃子は大好きなのだが、キャベツや白菜をゆでてから、まな板からあふれさせながら、みじん切りにしたり、これまたまな板からあふれさせながらみじん切りにして、塩もみしたり、のひと手間。
そして、ひき肉などと合わせて作ったタネを皮で包む。
皮にタネをのせて、ひだを寄せながら包み、ともうひと手間。
ゆったりと、時にお手伝いなどしてもらいながら、おしゃべりしつつ、そんなひと時はもちろんすてきなキッチン時間なのだが、忙しい日々の中、食べたいけれど、手間が・・・、そんな方も多いはず。
餃子には、キャベツや白菜、ニラなどが定番なのだが、実は、季節感を楽しむのにぴったりな料理。
ということで、今回は初夏の3種、バジルとくるみ、大葉とみょうが、そしてクレソン。
豚ひき肉に、それぞれの具材をざくざく切って、調味料としおろししょうがを加えたら、タネのできあがり。
そして、包む段。
皮に1つ分ほどのタネをのせ、指先に水をつけて、皮の向こう端、一か所だけに水をちょん、とつけ。
あとは、皮ごとぐるりと向こうへ回すだけ。
「えっ!? これでいいの?」、驚かれる方、続出。
いいのです!
あとは、フライパンに並べて、焼くだけ。
「今日の夜は、餃子にします。」、帰り際にそんなお声が聞こえて、思わずにんまり。
定番の酢じょうゆはもちろん、今回一緒に添えるのは、レモンと塩。
お好みで、餃子に塩をパラり、レモンをギュギュっと。
具材の風味をより感じる、餃子の楽しみ方として、ぜひぜひのお試しなど。


気づけば、そんな季節。
「しゅんかしゅんか」さんにも、国立産の青梅が並び。
今年はだいぶ不作、ということで、完熟に向かう梅が店頭に並ぶか、並ばないか、とのこと。

見つけたときに、とひとまずは青梅を調達し、今日は子どもたちと「梅シロップ」作り。
青梅のヘタを外し、風味を出すために、竹串でプスプスと穴を開けて、瓶に、砂糖をなるべく交互に重ねていくだけ。
今回は、半分は氷砂糖、半分は三温糖で。
あとは、毎年、キッチンのカウンターに置き、時折天地したりしながら、砂糖が溶けていく、その移ろいと香りを楽しみつつ。
飲み比べが今から楽しみ、楽しみ。
こんなちょっとした、季節の手しごとは、なんともいとおしいもの。



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