
1.2月レッスン「真冬のあったか洋食」、最後の週末レッスン。
初めてご参加の方が、作業をしながら、「料理教室に参加するのは初めてなんだけど、楽しい~!」、そんな声が聞こえてきて。
そうでしょ、そうでしょ!!
自分のために、家族のために、作らなくてはならないごはんを、時間に追われながら作る、日々のキッチン時間とはまた違ったキッチンでのひとときは、時に食材1つ1つにゆっくり時間をかけて下処理したり、時にみなさんとのおしゃべりに手が止まってみたり、ふとしたところに、日々の料理の、それからキッチンのヒントが見つかったり。
前菜、「冬野菜のタルティーヌ」。
「ポテトサラダのタルティーヌ」と並ぶのは、こちらも日々のおかずにぴったりの「れんこんきんぴらのタルティーヌ」。
たかがれんこんきんぴら、されどれんこんきんぴら。
今回は、れんこんと一緒に、乾煎りしたくるみも加えて。
パンの上に盛り付けてから、小口にした万能ねぎとそれからゆずがふわりと香る七味を散らして。
そのままシンプルに口に頬張っても、もちろんおいしいれんこんきんぴらに、おいしさを相乗させるべく、くるみに万能ねぎに七味。
なくてもいいけれど、あるとぐぐぐっとよくなる、そんな存在感がなんとも。

さて、今週は、ご近所さんとのあれこれ。
まずは、いつもいつも、メニューにないパンを注文したり、と、本当にお世話になっている、天然酵母パン「ベーカリーハース」さんのところへ、急な助っ人へ。
お店のお手伝いを1時間ほどのピンチヒッターへ。
いつものお客さんとしての目線とはまた違った目でお店を拝見することができ、たった1時間ながらも、久しぶりのドキドキ感とそれから久しぶりの必死な感覚。
そして、改めて、ハースさんご夫婦の日々の丁寧なお仕事ぶりと、接客する彼女の、本当にホスピタリティー溢れる姿を目の当たりにして。だからこそ、の今なのだなあと。


そして、もうお一方。
こちらも間近での急なオーダーをお願いしたり、と、いつもいつもお世話になっている、ドライフラワーと古道具「Marca」さんが我が家へいらしてくれて。
白木の重箱にごはんとおかずを詰めて、松花堂弁当仕立てに。
それからホーロー容器には「春野菜のグラタン」をご用意して。
重箱に詰めたおかずは、にんじんと紅心大根のラペや、卯の花、それからキーマカレーをちょこちょこっと。
それぞれにココットや小さな器に入れて、重箱に詰めるだけで、普段のおかずがどこか凛とした眺めに。
炊きたてのごはんに菜の花を加え、塩とごま油を加え、さっと混ぜただけの「菜の花ごはん」。
プリンカップで型抜きして、重箱に盛り。
ここまですべて準備しておけるので、あとはいらっしゃる頃にグラタンをオーブンへ入れるだけ。
いらしてからも、自分もほぼ一緒にテーブルでおしゃべりしながら過ごすことができる、そんな魂胆のもと。


お互いのこれからに向けて、それはそれは有意義なおしゃべり時間となり。
そして、Marcaさんから、すてきなプレゼントまでいただいて。
いつもながらに、うっとりするような、そして私の好みを知ってくださっているからこそ、のユーカリのリース。
気づけば我が家にはMarcaさんのリースや花束があちらにもこちらにも。
改めて、私の周りには、すてきにご近所さんがいらっしゃることをしみじみ、しみじみ。
そして、思わずの妄想あれこれ、あれこれ。
*早春ランチのメニュー*
・にんじんと紅心大根のラペ
・卯の花
・カルダモン香るキーマカレー
・春野菜と押し麦のグラタン
・キーマカレー
・バレンタイントリュフ
重箱贔屓な私として。
重箱をさりげなく使ったおもてなしも登場します。
「箱詰めもてなしレシピ」
本の発売に向けて、たくさんのうれしいメッセージをいただき、心満たされる想いです。
こうやって、みなさんに支えられてこそ、なのだなあ、と。
そして、改めて、背筋がピンと伸びる想い。

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