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9月13日 9.10月レッスン「秋のフレンチ」、始まりました!



今日から9,10月レッスン「秋のフレンチ」がスタート。

ピサラディエールにタルトフランベ、ポアレにエチュベ、???、ずらり並ぶフレンチの料理名に、一瞬、果たしてそれは、と身を引きがちなのだが、ふたを開けてみると、想像以上に手軽なテクニックあれこれ。お家で手軽にできる、普段使いのフレンチ、そんな目線を体感いただけたら、という想いのもの。

前菜の1品、「秋野菜とキヌアのサラダ」。
キヌアって?、そう思われる方も多いのでは。キヌアとは、ペルーなど南米で生産され、ひえ、あわ、きびなどと同様、「雑穀」に分類される。栄養価の高さが特徴で、女性が不足しがちな食物繊維、カルシウム、鉄分などが豊富。体内では生成できない「必須アミノ酸」のバランスも牛乳に匹敵するほどで、1993年にNASAの専門誌では、「1つの食材は、人間にとって必要なすべての栄養素を提供することは不可欠だが、キヌアは植物界、動物界において、なによりもそれに近いものである」、「21世紀の主要食」と提唱され、、2013年は、「国際キヌア年」として、国連で制定され、その価値はさらに認知度を上げ、日本でもより注目されるように。

ペルーなどでは、スープが定番なのだが、プチプチとした食感がアクセントとなり、今回のレッスンのように、サラダの具材としたり、お米に加えて炊いたり、グラタンに加えたり、パンやお菓子の生地に加えたり。煮ると、胚芽が開き、かわいらしいキヌアの芽が出てくる。他の雑穀とはまた少し違った印象がなかなか魅力的で。

キヌアをゆでる間に、サラダに加える他の具材の準備など。さつまいもに茶豆、ミニトマトにアボカドなど。キヌアを使うときのちょっとしたポイントは、他の具材と合わせるときに、キヌアの水気をよくとること。水分をしっかりと吸ったキヌアは、乾燥した時に2倍以上に大きさに。ゆでたものそのままだと、水分のまとわりが多く、調味料を加えても、どこか水っぽく、ぼんやりした印象に。なので、キッチンペーパーなどで水分をある程度とってから、合わせると、調味料の入りもぐっとよくなり、きりっとした印象に。このひと手間での仕上がるの差はだいぶ大きく。

初めてのご参加の生徒さんが、「普段は料理、あまりしないんです。」とだいぶ緊張されながら。私のレシピでは調味料の分量は記載されていないことが多い。その時の食材の状態やバランスに合わせて、だいぶ変わるので、その場で、「まずは小さじ1/4くらい入れてみましょうか?」など。「小さじ1/4って、どうやって量るんですか?」、そんな質問もとても新鮮で。そうだよね、そうだよね。質問されて、初めて、こちらが感じ、気づくこと。

具材を合わせたボウルに、みじん切りにしたイタリアンパセリと、塩と酢とEXVオリーブ油を加え、味をととのえ。今回は、グラスなどのサラダを盛り、仕上げに、くし形にカットしたすだちを添えて、お好みできゅきゅっと。

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キヌアのサラダに、秋らしいお料理がずらり。テーブルから感じる秋。

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昨日は、次男の保育園ママたちの集まりなど。夏休みに行われた「夏祭り」の打ち上げということで。
徒歩数分のお店をはしごして。「お造りはお任せください。」、その言葉を裏切らない質と鮮度。秋刀魚に、しっかりの脂ののった戻りがつお、まさに秋の味覚。おいしい料理とおいしいお酒、そして楽しすぎるおしゃべりと、うれしい繋がり。

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くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
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