
食材からたくさんの秋を感じた週末。
昨日の夜は、以前から足を運びたかった、国分寺「くうふく」へ。天ぷらとアジアン、という取り合わせのおもしろさに魅せられて。
「パクチーと蒸し鶏のサラダ」、パクチーを相性の良いものと一緒に口に運んだ時のパクチーならではの爽やかさのあるアクセント。感激したのはサラダの中に入った千切りのバイマックル(こぶみかんの葉)。これが実に爽やかなアジアンテイストを演出。こんな風にフレッシュののこぶみかんを堪能したのも初めてで。
そして魅了されるのが、季節の天ぷら。「ドライいちじくの天ぷら」には、フレッシュのわさびが絶妙なアクセント。「パクチーと穴子とごぼうのかき揚げ」にはスイートチリソースを添え、「アボカドの新じゃがいもの天ぷら」には酒盗を添えて。奇をてらうのではなく、相性の良さを生かした演出に、ついつい自家製サングリアが進み、進み。おいしい料理と、土曜日にの夜だからこそ、のゆったりとしたおしゃべりが身に染みて。

本日は来客があり。もうすぐももうすぐ、結婚式を直前に控えたお客様がいらしてくださり。
ということで、祝福のメッセージを込めて、料理をご用意。
事前にお好きなもの、苦手なものなどをうかがっておき、そして秘かに、敢えて、苦手なものもご用意、など。密かに、ではないか。
先ずは、奥様になる方が沖縄出身、ということで、アミューズには、7.8月レッスンでもみなさんと作った「ジーマーミ豆腐」。そしてもう1つのアミューズとして、お二人の前には、「クリームチーズとドライフルーツのクロカンブッシュ仕立て」。ミニシューにクリームチーズパテをフィリングにして、円錐状に積み重ねて。
そして、テーブルには「秋のピンチョス4種」。「秋野菜とキヌアのサラダ」、「秋野菜の焼き浸し」、「いちじくと生ハム」、「ジョルディ」など。
おしゃべりをしつつ、オーブンからはいい香りが広がり。
「秋野菜のパングラタン」を、こちらもクロカンブッシュ仕立てに積み重ねて。
実は、だんなさまになる方は、チーズが苦手、とうかがっていたのだが。「あのお、これもう1ついただいてもいいですか?」「あれ?チーズ大丈夫みたいです。」、そんな声に思わずにんまり。「もちろんどうぞ、どうぞ!」

重箱には、「手まりおにぎり」をずらり。きのこ、茶豆、薬味、生ハム。そして、試作も兼ねての1品が、五平餅をイメージして、ごまと味噌。味噌に砂糖を加え、電子レンジにさっとかけたものをトッピングし。こんなおにぎりも、たとえば具材を合わせたり、準備から召し上がるまでに少し時間が経ってしまうときなどには、ほんの少々のもち米を加えると、まとまりやすく、しっとり感が持続し、扱いがぐっとしやすく。
そういえば、ジーマーミ豆腐を召し上がりながら、「ここにも沖縄の食材が!」、ピンチョスのゴーヤーにもうれしそうに気づいてくださり。改めて、「はじめまして」から始まるおしゃべりとはまた違ったアプローチで、初めてお会いする方とも、「料理」を通してコミュニケーションが創り出されること。
どうぞ、お幸せに。
本日のメニュー
・アミューズ1 ジーマーミ豆腐
・アミューズ2 クリームチーズパテのクロカンブッシュ仕立て
・前菜 秋のピンチョス4種
・お魚の前菜 サーモンのカルパッチョ すだちの香り
・お肉の前菜 秋野菜のテリーヌ
・お口直し 秋野菜とひじきのきんぴら風
・メイン 秋野菜のパングラタン
・ごはん 手まりおにぎり
・デザート いちじくとドライフルーツのバルサミコ酢マリネ アイスクリーム添え



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