
昨日の平日レッスン。
キッチンからさまざまなスパイスやハーブが融合する香り。「初夏のパシフィック料理」、そのネーミングに負けないはず、そのスパイスやハーブの融合たるや。
「トムヤムガイ」からはレモングラスの香り、「チリコンカン」からは仕上げにカイエンヌパウダー、ガラムマサラ、そしてシナモンのまさにスパイスの相乗の香り。そして、最後に仕上げるのは、ハワイアン定番の「ガーリックシュリンプ」。フライパンからは、ガーリックとバターの香りがたまらなく。お腹が鳴りやまない方、続出。
「ガーリックシュリンプ」。今回は、「パナメイえび」という、たいていのスーパーでも手頃に手に入る海老を使って。
海老をおいしく調理するコツは、下処理。どうしても、鮮度がよくても海老くささ、が気になることも。この海老くささ、を海老の風味に変えるべく下処理。もともとは中華での下処理なのだが、本当に海老がすっきりとおいしくなるので、中華に限らず、海老を使うとき全般に。ご存知の方も多いと思うが、片栗粉で海老を洗う。片栗粉の細かい粒子が海老の細部までに渡る。片栗粉をもみこんでから、水がきれいになるまで水洗いし、そしてキッチンペーパーなどで水気をしっかりとふき取る。このひと手間で本当に海老がすっきりとする。そしていつもの下処理、少々の塩と酒をまぶして。
フライパンでやさしく火を通りした海老に、にんにくとバター、そしてイタリアンパセリの香り。おいしくないわけがない!、そんな料理。もちろん、海老だけでなく、鶏肉など、それから野菜とも相性よく。たとえば、じゃがいも、それからきのこなど、調味料がまとわりやすい食材がおすすめ。メインのお皿にボリュームを出したいときには、海老と野菜を合わせて、など。
今回は、メインのお皿に、ガーリックバターを添えたごはんを添えて。それから、スパイス香るチリコンカンも一緒に。パシフィック料理、というカテゴリーでないと同じお皿に並ぶことのない取り合わせ、かも。


さて、再来月からに向けて、オキナワン試作。沖縄料理、まさに日々のテーブルにぴったりのメニューが多い。作りやすく、そして食べやすい。だからと言って、ここ数日続く「麩チャンプルー」に、ここ数日続く「ジューシー(沖縄風炊き込みごはん)」。今までに、マイペースな長男からは疑問の声が上がったことはなかったのだが、さすが次男、「なんで毎日このごはんなの?」、と。「ごめんね、我が家の宿命なのです。」、そんな意がどこまで通じたことか。
それにしても、すっかりの夏の日差し。暑気払いにせめてもの沖縄気分か。
*おしらせ*
・「キッチンの風景」、4月のイベントレッスン、「春のおすしのじかん」、アップしました。こちら、ご参加の多くの方々から、「巻けました~!」のうれしい画像をたくさん拝見させていただくことができ、なんとも冥利に尽きることろ。
・「おしらせ」にて、6月の追加レッスンご案内をアップしました。魅惑の「初夏のパシフィック料理」です。
・「包丁研ぎと和菓子のじかん」、6月26日10:00~の会は満席となりました。26日、27日両日とも午後の会は、少しお席がありますので、ご興味ある方はお気軽にお問い合わせくださいませ。


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