
昨日から、5,6月レッスンがスタート。
テーマは、「初夏のパシフィック料理」という壮大なネーミングのもと、ベトナム料理あり、ハワイアンあり、メキシカンあり、まさに太平洋をぐるり。メインのお皿には、ハワイアンの「ガーリックシュリンプ」に、「ガーリックバター添えごはん」、そして、メキシコ料理の定番「チリコンカン」。

おとといの長男の小学校の給食のメニューにも登場していた「チリコンカン」。お手軽に表現すれば、お豆の入ったミートソース、そんなイメージと言ったところ。教室では、チリコンカンに本来使われる、レッドキドニー、赤インゲン豆を使うのだが、金時豆やそれからもっと手軽な大豆でも十分おいしくできる一品。
誰でも食べやすい癖のない仕上がりにするもよし。よりメシキカンな、エキゾチックな風味に仕上がるのに欠かせないのがスパイス。一気に異国情緒溢れるおいしさに。
本来は、唐辛子のほかに、クミンやコリアンダー、オレガノ、シナモン、クローブなどさまざまなスパイスの相乗であの風味が生まれるチリコンカン。が、なかなか他種類のスパイスを調達するのも難しいもの。ということで、まずのおすすめは、教室でもよく登場する「カイエンヌパウダー」、別名「チリパウダー」。唐辛子をメインに、ガーリック、シナモン、オレガノ、クミンなどがブレンドされていて、メキシコ料理、それもチリコンカンにはぴったりのブレンドスパイス。教室では、いつも「洋風の七味」、そんなイメージでお伝えし。煮込み料理にはもちろん、まさに七味のように、でき上がった料理につけながら、そんな楽しみ方もあり。
それから、もう1つ登場するのが、「ガラムマサラ」。こちらは、インド料理、特にカレー料理の仕上げに登場するブレンドスパイス。シナモン、クローブ、クミン、コリアンダー、月桂樹など。教室では、カレー粉からターメリック(ウコン)をはずしたもの、そんなイメージでお伝えし。カレーの仕上げはもちろん、煮込み料理など、それから肉料理の下味など、料理を一気に辛い、という意味ではなく、まさにスパイシー、スパイスの風味豊かな仕上がりにしてくれる。
パウダー状のスパイスを使うときのコツは、料理の仕上がりに加えること。ホールスパイスに比べて、どうしても風味が飛びやすいので、仕上げに加えて。
一気に、夏のような日差しになった、そんなタイミングとも合い、テーブルにはずらり、初夏らしい、スパイスとハーブ香る料理の数々。そして添えられたレモンをぎゅぎゅぎゅっと絞りながらいただくもの、なんともこれからの季節にぴったり。ちょっとしたスパイス使いで、手軽に異国情緒を満喫することができる魅力。
さて、食後のデザートにも異国情緒たっぷりのハーブを使って。みなさんの反応がなんとも楽しみな一品。


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