
ここ数日は、子どもたちが順番に風邪をひいたり、その後にわたしがもらったり、と、毎年、それはそれはそわそわと、その移ろいを満喫すべく桜、どころではない日々だったような。
それでも、咲き始めには、桜の木々の下で、プチお花見をして。いつの間にか、すっかりの春の空気。


週末クラス。
こちらも春爛漫な春和食。
そして、特にこの時期にぴったりな、まさに桜色の「桜塩」など。
そして、今回、みなさんの意表を突くのが、「酢味噌」。
春野菜とわかめと、そして、いちごの「酢味噌」。
酢味噌、といえば、わけぎやねぎ、それからあおやぎやほたるいかなど、酢味噌に定番の食材がなければ、そんなイメージの強い方も多いはず。が、実は、手軽な、季節の食材で、普段使いの酢味噌がおいしくできあがる。そして、歳を重ねるほどに、なんとも酢味噌のおいしさが身に染みる、というか。
具材は、春野菜の筍、スナックえんどう、そして、1年中出回っているので、旬がわかりづらいのだが、実は春が旬で、この時期に新物の塩漬けや、採れたてが出回るのが若芽。そして、いちご。いちごを酢味噌に!?、実は以前から、和食では、前菜にフルーツがよく使われてる。秋の味覚が多いのだが、柿や梨、いちじくなどを和え物にしたり、蒸し物にしたり。そして、何年も前からフルーツを前菜や料理全般に使うことがとても多くなり。甘みとそれから爽やかな酸味は、驚くほどに調味料やほかの食材との相性も良く。
酢味噌はもちろん、和え物全般において、おいしく作るコツの1つは、なるべく食べる直前に和えること。時間が経つとどうしても、食材から水分が出てきて、ぼんやりとした印象に。とはいえ、日々の食卓で、なかなかそのタイミングに合わせて、というのも難しく。なので、もちろんできる範囲で。この辺りは、諸事情との兼ね合わせ、使い分けで。もしくは、具材を盛り付けて、その脇に和え衣を添え、食べるときに和えながら、もよし。和え衣を少々の水でやわらかくし、食べるときにかけるもよし。それにしても本当に、しみじみとおいしさを感じる春の酢味噌。
すっかりの春の陽気、そして明後日からは4月。
明後日は娘の入園式。なのだが、たいへん、たいへん、本当に何1つ、準備をしていないことに今さらながら、驚き。


スポンサーサイト