
さて、気持ち新たに、2015年の教室がスタート! と、前日にレシピを印刷していたら、2015年が、20140年、となんともやる気を感じさせないミスが。そんな幕開けもありつつ。
昨日は、大崎出張教室へ。
新年のあいさつをする前に、みなさんの到着早々、座っていただく間もなく、まずは、「くるみとチーズのロールテリーヌ」をみなさんと仕込む。焼き時間30分以上、そしてすぐに冷凍庫で冷やし、20分以上は落ち着かせたいので、テリーヌを湯煎したオーブンに入れてから、みなさんと新年のご挨拶など。
今回、リクエストいただいていたのは、ロールテリーヌとおにぎらず。ということで、今回は、「創作フレンチ」という括りで。
「おにぎらず」、おにぎりのクラシカルが具材はもちろん、和だけにとらわれず、本当に幅広い食材や調味料との相性がよく。今回は2種。生ハム&ディル&チーズ、それから、アボカド&大葉&チーズ。三角形にカットして、メインのお皿に、テリーヌと盛り合わせて。
*1月の大崎メニュー*
・さばのリエット
・くるみとチーズのロールテリーヌ
・おにぎらず2種
・クレームダンジュ いちごのソース添え


そして、今日から、こちら国立での、1.2月のレッスンがスタート。
冬のあったか韓国料理。
みなさん、気になっていらっしゃる「お手軽参鶏湯」。以前の韓国料理メニューにも登場したのだが、今回も秘策があれこれ。本来は、小ぶりな鶏丸を使って、作るのだが、鶏丸については、クリスマスシーズン以外にはなかなか手に入りにくく。ということで、以前の教室では、骨付きもも肉を使って。が、骨付きもも肉についても、やはりクリスマスシーズン以外には、なかなか手に入りにくく。ということで、今回は、ぐぐっとお手近に、鶏もも肉と手羽先や手羽元を使って。
鶏もも肉に切り込みを入れて、そこへ、もち米やにんにく、栗などを詰めていく。そしてもう1つ。参鶏湯、といえば本来、高麗人参の香りと風味がふんだん。薬効はもちろん承知でも、ちょっと苦手、という方も多く。そしてこちらもなかなか手には入りにくく。ということで登場するのが、「ごぼう」。実にいい仕事ぶり。乱切りにしたごぼうも鶏肉に詰め、入りきらないものがそのまま鍋に入れて、火にかけること1時間強。蓋を開ければ、見ただけでコクのあるおいしさが伝わってくる、とろりとした白いスープ。
仕上げに、クコの実と松の実を加え。お取り分けしてから、岩塩と黒こしょうでお好みの味にととのえ、白髪ねぎをのせて。スープを一口、あちらからもこちらからも、「お~いし~。」 心にも体にも染み渡るおいしさ。
今月は、本当にありがたいことに、いつになく、初めまして、の方々が多い月。ご一緒に、1つの鍋からの参鶏湯をいただき、1枚の大きな「冬野菜のチヂミ」を切り分けて、そして石鍋で炊いた「菜の花ごはん」のおこげを取り分けて、頬張っていたら、一気に気持ちが近づく感覚。改めて、これぞ、「食の力」。
私自身が心身ともにあたたかく満たされる、1,2月教室「冬のあったか韓国料理」のスタート。

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