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12月14日 シュトーレンのじかん 2日目とプチ同窓会



12月のイベントレッスン、「シュトーレンのじかん」2日目。

週末クラスの昨日は、午前の部の午後の部も、初めましての方が多く、ついついいつも来てくださり、教室キッチンの勝手知ったる生徒さん方に助けていただくこと、たくさん、たくさん。

さあ、午前の部も午後の部も、みなさん、目の前の9種類のフィリングからの4種類チョイスにうれしそうに悩むことしばし。2日間にわたって、トータル、私の予想以上に選んだ方が多かったのが、まずはホワイトチョコレート。それから甘栗。それから、自家製紅玉ジャム。ちょうど1日目にいらしてくださった生徒さんのお父様が無農薬で作っていらっしゃる真っ赤な紅玉を以前いただいたので、30%の砂糖で煮たもの。紅玉ならではの、なんとも愛らしい紅色にシュトーレンの切り口への妄想が広がり。

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さあ、みんなで選んだフィリングを詰め込んで。
フィリングはそれぞれに25gずつ×4、つまり100gのフィリングが粉100gの生地に入る。これは想像以上にたくさん!なので、詰め方にちょっとしたコツなど。1回には入りきらないので2回に分けて。1回目の方がだいぶ多めに、特に水分のあるジャムやラムレーズン、ピールなどは1回目に全部、一気に巻き込んでしまう。はみ出しそうになっても、あまり気にせずに巻き込んでいくと、2回目を巻き込んだ時には、あら不思議、いつの間にか、自然にシュトーレンのかたちになっている。

天板にすらりと並んだシュトーレンをオーブンに入れて、さあ、いつのまにかメイン作業は終了。オーブンからの香りを楽しみながら、事前に焼いたシュトーレンを召し上がっていただく、ちょっとしたお茶時間。
シュトーレンをつまみながら、みなさんのシュトーレンにまつわるお話やなどなど、などなど。すごく印象的だったのが、お母様がシュトーレンを大好きなので、この機会に作ってみたい、そんなお申し込みをいただいた方。聞けば、お母様が昔、お近くに住んでいたドイツの方のお家で初めて、今までに見たこともない、「シュトーレン」を召し上がり、そのおいしさが忘れられず、この時期になるとあちらこちらのシュトーレンを召し上がる、とか。そんな、おいしい食の記憶、食の想い出。
お母さまが大好きなオレンジピールをフィリングに選んで作っていた彼女。また、こうやって、「シュトーレン」に食の想い出が付け加えられるのかもしれない。

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焼き上がったシュトーレンの表面にバターをぬり込み。本来は、ここで溶かしバターのバットにトングでつかんだシュトーレンを漬け込み、バターをしっかりと吸わせる。リッチでおいしいけれど、カロリーもとても気になるところ。そして、ようやく少しずつ手に入るようになりつつはあるけれど、まだまだバターが貴重な日々。教室では、1本のシュトーレン、仕上げのバターは15g。これでも、十分に召し上がるときにバターの風味を感じる仕上がりに。ぬり込むときのちょっとしたポイントは、バターをあまり溶かさないこと。溶けていないバターを焼き立てのシュトーレンにのせて、余熱で少し解けてきたところを全体に広げていくと、15グラムの分量でも、十分に表面全体が艶やかになり、バターの風味もしっかり。

袋詰めし、お好みの毛糸とリボンを使って。みなさんの満足そうな表情に心からほっと。
改めて、2日間にわたって、開催した、「シュトーレンのじかん」、ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。初めてお会いする方々、久~しぶりにお会いする方々、そして、いつもイベントレッスンを楽しみにしてくださる方々、みなさまとのキッチンでのご一緒の時間は、私にとってもかけがえなく。レッスンが終わってからは、なんともいえない満足感と高揚感。
さあ、無事に終わって、心からほっと一息。来年からも、また、楽しい、おいしい、季節のイベントレッスンなど、今からあれこれと思案中。また楽しいご案内ができますように。

ラッピングしたシュトーレンを手土産に。染織師の友人の二人展と、そして友人を囲んでの、中高時代のプチ同窓会へ。夜の赤坂なんて、今の私にとっては、かなりの非日常感。創作韓国料理とワインのお店にて。懐かしい顔ぶれに一気に心が緩み、そして、想い出が共有されていることのうれしさ。話し出したら、笑い出したら止まらず。きっと、これからもまた会える仲間、そんな想いに帰りの電車、すっかりの半寝ながらも、思わず笑みがこぼれるような。

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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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