
いつもより少し早起きをして。
今朝はいつも+2、3人分のお弁当。昨晩、長男が、「お母さん、こういうのできる?」、持っていた雑誌に載っているお弁当のページを持ってきて。「材料買ってこないと、こういうのはできないし。おいしそうでないのは、お母さんは作らないから。」と言い切ったものの。みんなが寝静まってから、そのページをもう1度見返し。
母はやはり我が子のうれしい顔が見たいのだ。
今日の遠足は中止になったものの、お弁当は持っていくことになっている真ん中ゆふき、いつものように早々と起きてきたので、詰めたお弁当箱を見せると、期待通りの笑顔。そして、お弁当箱を抱え込み、「早く食べたい!」
2人のうれしいお弁当時間となりますように。

9,10月教室も終盤。今日は、子連れ平日クラスの日。みなさん到着前に、せっせと下準備を進め。今回の創作イタリアン、秋野菜のタルトフランベに、キャロットケーキなど、粉ものあれこれ。みんなで、ピザ生地を伸ばし、みんなでワンタンの皮、ホワイトソース、ミートソースの順に段々に重ね、ラザニアを仕上げ。そして、「この子にも食べさせてあげたいから。」、と、粉もの作りが大の苦手な彼女が自ら担当したのは、「キャロットケーキ」。母になるとは、そういうことかもしれない。
バターを使わず、菜種油を使った、優しい甘さと風味が魅力のこのレシピ。菜種油を使ったケーキをおいしく仕上げるコツの1つは焼き加減。バターを使ったパウンドケーキは、それなりに焼きをしっかりとしても、バターのリッチな風味の力は大きく。が、菜種油など植物性オイルを使ったケーキは、焼き過ぎると、一気にぱさぱさとし、そっけない味になってしまう。なので、気持ち、焼きを控えめに。余熱を生かすイメージで。それから、焼き上がり、クーラーで落ち着かせながらも、水分の蒸発が強いとやはりパサつきやすいので、教室では、焼き立てにふわりとラップをかけ、保湿、保湿。このちょっとしたひと手間で、ケーキの仕上がりが実にしっとりと落ち着き。
一緒にテーブル席につき、小さく小さくカットしたキャロットケーキを、もうすぐ1歳の、かわいらしいお口に頬張る姿。
長男の遠足は無事の決行。きれいに空っぽになったお弁当箱たち。「今日の夜もお弁当が食べたい!」、って。
園の日誌より。今日はリュックサックを背負って、みんなでホールへ行き、「お弁当まだ?」、「早く食べたい!」、そんな声があちらこちらで。日誌と一緒に毎日貼られている写真にはうれしそうにお弁当を囲む子どもたちの姿。今日の遠足は延期になってしまったけれど、今日は、「みんなでお弁当を食べる日」、という、十分、「特別な日」に昇華していて。お弁当の力は偉大なり。
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