
昨日は週末クラスのレッスン。
今回も、みなさん楽しみにしてくださっていた「お手軽ラザニア」。そう、ワンタンの皮を使って作るラザニア。まずは、ミートソース作りから。加える水を少なめに、さっと炒め煮で仕上げる、10分でできるミートソース。トマト系の煮込み、味の仕上がりがどこかぼんやりしがち。なので、最後に少々のケチャップと中濃ソース。少々。これで、全体がきゅっと引き締まる、まさに隠し味。生徒さんからの声、「普段の自分だったら、ここでついついもっとケチャップなど加えしまいそうだけど、この分量、ですね!」、の声。ここでは、あくまでも隠し味として、口にしたときにケチャップと中濃ソースの味はまったく前面に出ない程度。
あとは、味付けしたものがどのような形で口に運ばれていくのか。今回のミートソースは、ホワイトソースとワンタンの皮と一緒に重ねられて、チーズも合わせて、口へ運ばれていく。なので、塩分もそれから、味付けも、きゅっとまとめつつも、しっかり詰めるところまではせず、優しい仕上がりに。例えば、ゆでたてのパスタに合わせるミートソースとするならば、もう少し、きゅきゅっと詰めた仕上がりに。お好みでナツメグ、シナモンなどのスパイスも加えて、ソース自体の存在感をより。など、一言に、ミートソース、といっても、テーブルシーンによって、合わせる食材や他のメニューによって、召し上がる方の好みや年齢、体調によって、季節によって、それから、作る人の作るときの、ちょっとした気分や気まぐれによって、仕上がりがまったくといってよいほどに変わってくる。ゆくゆくは、そんなアレンジを楽しんでいただけるようになってほしい、そんな想いのもと、私のレシピはだいぶざっくりとしたものになっているかのしれない。
来年に向けての、おもしろい目線でのリクエストもいただき。みなさんからのリクエストはすべて、メモに取っております!すぐに、とはいかずとも、せっせとタイミング合わせて、来年もレシピ作りに励むべし。そして、私のなによりの励みとなるリクエストを揚げてくださる生徒さん方には心から感謝して。

時に、私自身が「生徒」になることの価値。今日は、買い出し帰り、手作りユニット「Larha」のオープンアトリエへ。秋冬は、やっぱりニッティング。ラーヤのみなさんの、さすがのニッティング姿を横目に、まさに初心者も初心者、今回は手持ちのストールと同じようなものを作りたい、という相談ともう1つ。記憶を辿れば、3年前に教わったかぎ針のお花。これを使ったコサージュをいくつか作ったのだが、本当に重宝して、冬にはフル稼働。さすがに消耗してしまったので、新しいものを作りたい、と思いつつ、もちろん編み方など基本から忘れてしまい、今日は丁寧にレクチャーしていただき。あー、みなさん、時折おしゃべりなどしながらゆったりと編んでいらっしゃる中、完全なる落ちこぼれ。それでも、本当にわかりやすいレクチャーを受け、隣でサポートしていただきながら、さあ実践、と、編み始め。
「習う」こともやっぱりおもしろい。そして、「習う」立場になることも、やっぱりおもしろい。落ちこぼれをなんとか救っていただき。帰宅後、忘れないうちに、お花をいくつか。

今日も、「型いらずのロールテリーヌ試作。フィリングは、スモークチーズとくるみ。今回は、明日の子どもたちの遠足にも入れられるように、スモークとそうでないものと半々で。思いがけず、そのチーズの色味の違いが愛らしい。さて、明日は雨の予報。真ん中ゆふきは、すでに延期が決まり、お弁当を園で食べることに。長男、井の頭動物園に行くことができるかどうか。小雨強行、との噂も。
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