
台風一過の朝。子どもたちの無事、登校と登園にほっと。それにしても、この足元悪い中、芋掘りは決行なのだろうか、と思いつつも長靴などを持たせ。
ここしばらくスケジュールがずれ込んで、なかなか行けずにいた吉祥寺へ。名目は、「土屋商店」。そう、あの、メンチカツの「サトウ」と羊羹の「小ざさ」の行列の目の前、こちらも吉祥寺のちょっとした名所、乾物屋「土屋商店」。今日のお目当ては、「身欠きにしん」。年末にはお店によっては店頭に並ぶところもあるが、関東ではあまり馴染みがなく、使ったことのない方も多いはず。11月からの教室に登場するかどうか、まだ思案中ではあるのだが、私自身、かなり久しぶりに手にした「身欠きにしん」。
いつものように資材屋さん巡り。布屋さんに、アクセサリーパーツ屋さんなど。いつもながら、料理もそうなのだが、買い物の中で「材料」の買い物が、間違いなく一番好き。あんな風に作ろうか、こんな風に作ろうか、材料をあれこれ選びながら、想像がもう収まりきらないほどに膨らむ時間。
帰り道、「リンツショコラカフェ」へ。お目当ての、ショコラプリンは、なんとすでに扱いがない、とのことに愕然としつつ、すっかりのショコラモードになっていたので、今日は、「フォンダンショコラ」をオーダーし。奥の席に腰掛け、台風一過、まだまだ強い風が吹く、外の眺めを時折眺めつつ。スプーンを入れると、とろ~り、優しい湯気とともに、さすがのリッチなコク、想像以上に豊潤なフォンダンショコラ。甘さが抑えられているので、コーヒーと一緒に、最後まで、まったく飽きることなく。そして食べ終わった時の、なんとも満たされる心地。
大磯の、「一足早いクリスマスレシピ」に向けて、前菜のピンチョスに、こんな一品があってもよいのでは、「おにぎらず」。握る「おにぎり」に対して、握らず、の意。イメージとしては、おにぎりとサンドイッチの合いの子、といったところか。のりの上に、ごはん、フィリング、ごはんをサンドし、レシピは何パターンかあるのだが、のりを折りたたみ。サンドイッチ以上に、すぐにカットすると、かなり崩れるので、ラップなどで包んでしばし落ち着かせてから、カット。通常は横長にカットすることが多いのだが、今回は三角型に。サンドイッチのような切り口の、おにぎり、というか。ちなみに今日のフィリングは、ツナときゅうり、それから豚肉の照り焼きときゅうり。どこを頬張っても、ごはんとふんだん具材。おにぎりよりもずっとたくさんの具材を味わうことができる、まさにサンドイッチ感覚のおにぎり。
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