
明日から始まる9,10月教室、「秋の創作イタリアン」に向けて。秋の食材たち。しめじにまいたけ、エリンギにえのきなどきのこあれこれ、茶豆にさつまいも、れんこん、にんじん、いちじく、それからすだちなどなど。食材を並べただけで、すっかりの秋の眺め。
今日はご注文ではなく、どうしてもお礼をしたかった友人に向けて、お菓子の仕込みなど。「季節のサブレ5種 秋」、こちらもすっかりの秋色。にんじん、ほうれん草、あられに、変化球のフライドオニオンはオーブンからなんともいえず香ばしい香りが広がり。そしてこれからの季節はいつもより少し色を濃い目に仕上げたくなるブラックココア&レッドペッパー。それから、明日から始まる教室でも登場する「キャロットケーキ」と同じレシピにて、ココアマフィンなど。菜種油を使ったシンプルなベースのレシピ、フィリングに細かくした野菜を加えれば、「ベジタブルケーキ」、そして型を変えれば、「マフィン」に。それから、砂糖の量をぐっと押さえて、チーズやベーコンなどを加えれば、「ケーク・サレ」に。と、かなりの応用力あり。今日はトッピングにナッツふんだん、それからレッドペッパーとカカオニブ、アラザンを散らして。

明日の準備の合間に、大学通りを自転車で走り抜け。「こんな野菜、使ってみない?」、そんなお声がけには飛びつかずにはいられない。初めての、「へび瓜」。長さ1mは軽く超え。帰り道、明日の買い出しに立ち寄った「しゅんかしゅんか」でしばし、「へび瓜」談義など。
へび瓜、セイロン瓜とも呼ばれる、インド原産の瓜で、スリランカ料理などにはよく使われる野菜。しゅんかしゅんかの渋谷さんによると、とにかく育ちやすい野菜、とのこと。そのお味は、まったく癖がなく、ヘチマやうり、きゅうりに似ている印象。水分がほとんどなので、そのままではちょっとぼんやりとした、悪く言うと間の抜けた印象も。油などと合わせて、こっくりと仕上げるとおいしくなりそう、そんな予想のもと。今日はチャンプルーに。細めにカットして、少しクタッとする程度まで火を入れて、調味料の絡みがよくなるようにして。気持ち、調味料を多めにし、こっくりと仕上げ。いつもながら、初めての食材を料理する時の、なんともわくわくとする気持ち。

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