9月15日 彼岸花と秋の雲



 あちらこちらすっかり秋の空気の中、この3連休には焼津に帰省。父の四十九日を迎え、母ともゆっくりと時間を過ごし。国立の家では、子どもたちとのいつもの日々が当たり前のように経過していたのだが、焼津の家では、まだどこか時が止まっているような。
 お墓に向かう道、川沿いには彼岸花があちらこちらに咲き始め。法要を終え、藤棚の下の木陰で、みんなでおしゃべりなど。ひたすら駆け回る子どもたちを眺めながら。どんなときにも、まったく変わらない子どもたち。

 とにかく几帳面だった父の、ずっと昔からの手帳を母と眺めながら。私がまだ20代だった頃のものには、誕生日の事、いつ私が帰省したか、どこへ一緒に行ったか、父が仕事で上京した日、私に悲しいことがあったときのことなど。みんな父らしい角とした字で書き込まれていて。そして、最近の年のものには、父の年を筆頭に、私の家族、そして妹の家族全員の名前と年が書き連ねられていて。改めて、こうやって、生まれた時からずっとずっと、ずっと、父がいつも見守ってくれていたのだなあ、と。そしてこれからも。そういえば、ついこの間、思いがけないことがあったとき、ふっと父の記憶が蘇ったこと。そして、優しい父の記憶に救われたこと。こうやって、これからも私の支えとなってくれるはず。

 焼津の家を出て、の帰り道。車窓から、父といつも遊びに行っていた、いつもの川の眺め、空には一面、すっかり秋の雲。
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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
ホームページをリニューアルしました。http://kunitachinoshokutaku.com/

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