6月12日 大崎出張教室、パエリア探究



 大崎出張教室の日。
 こちらも今月は、「初夏のスペイン料理」。「カスタードはリクエストしたし、実はパエリアは3回も失敗したことがあるし、どちらを担当しようか、迷っているんです~!」、迷った末、彼女が選んだのは、「お米とパスタのハーフ&ハーフパエリア」。
 3回の失敗、聞いてみると、しっかり焦げついてしまった、とか、味がぼんやりでとにかくおいしくなかった、とか。お伝えしたい敗因を少し勿体ぶりながら、教室がスタート。食材をそれぞれ下準備して。まずは、パエリアパンににんにくとオリーブ油を入れ、香りがしてきたら、玉ねぎを炒める。パンのだいたい半分に米、もう半分にポキポキと折ったパスタを入れ、少々の油を加え、全体をさっと混ぜる。そして調味料やスパイス、水分、そえから先ほどの鶏肉を加え、蓋をし、炊き始める。火加減は弱火。火が強いと、もちろん全体が焦げ付くので。
 特にコンソメなどのスープなどは使わなくても、食材からのおいしいスープをお米とパスタがしっかりと吸い込んでくれる。玉ねぎから、カットトマトから、そして鶏肉と途中からのせるあさりからもおいしいエキスがしっかりと。カットトマト、ホールトマトを使う料理の時、ちょっとしたポイント。たとえば、ミネストローネなどスープ仕立てにする時は、優しい仕上がりでよいのだが、もう少し味を引き締めたいとき。ホールトマト、カットトマトを使った料理は総じて、味全体がどことなくぼんやりとしがち。なので、少々の「ケチャップ」を加えると、ぎゅぎゅっと全体が引き締まる。本来は、「トマトピューレ」を使うレシピも多いのだが、ちょっと持て余しがちな食材の1つ。手軽なケチャップでも十分な役割を果たしてくれる。それから、適量の塩。適量の塩が入っていないと、やはり全体にぼんやりとした印象。
 途中で、あさりとパプリカを加え、炊き上げ、火を止め、蒸らす。仕上げにカットしたレモンを散らし、イタリアンパセリを散らし、そしてちょっとたっぷりめのEXVオリーブ油を全体に回しかけ。この、仕上げにEXVオリーブ油が、料理全体の味をととのえ、そして風味あるコクを演出する、大切な役割。その上、お米とパスタのプリッとしたアルデンテのおいしさを長持ちさせてくれる役割も。と、ところどころに、よりおいしくなるポイントが。
 食後のデザート、今回こちら大崎教室ではでき上がったカスタードクリームを使って、「トライフル」に。カスタードクリーム、ホイップした生クリーム、フルーツ(今日はブルーベリーとさくらんぼ)、そして玄米フレークをお好みの順番にガラスの器に重ねていき。想像通りの、そして想像以上に、口の中に広がるおいしさ。この取り合わせ、おいしいに決まっている。実は今日、急急遽学校が休校になった女の子も一緒にご参加。トライフル、それはそれはうれしそうな表情で、上手に重ねていき。やっぱりこういう作業は、子どもたちも大好きだよね、とそんなかわいらしい姿を眺めつつ。
 ということで、再来週から始まる、園児向けの「キッズお菓子教室」について。初めまして、の初回は、みんなで「トライフル」を作ることに。当初、「ぐりとぐらのカステラ」と心していたのだが、これからの暑い時期、園帰りの暑くてふーふーしていらしたところ、さあオーブンで、というのもなんだか、ということでカステラは持ち越し。冷たくひんやりとする「トライフル」にすっかりの心変わり。子どもたちの一生懸命に作る姿、今から目に浮かぶような。

本日のメニュー ・ピンチョス2種盛り合わ
          ・たこと新じゃがいも、マッシュルームのアヒージョ
          ・お米とパスタのハーフ&ハーフパエリア
          ・自家製カスタードのトライフル
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くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
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