6月3日 新茶と和菓子のじかん 1日目

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注文しておいた上生菓子を受け取りに行き、教室キッチンの準備をととのえて、お湯の温度をみつつ、みなさんをお出迎え。
 季節の食のイベント、「新茶と和菓子のじかん」、今日は1日目。静岡人には日々の生活に切っても切り離せない「緑茶」。そして、この時期ならではのその年最初のお茶「新茶」の存在はまた格別なもの。今回はそんな、想い入れもある「新茶」をみなさんとご一緒に楽しみたいなあ、そんな想いから。
 新茶とは、立春(2月8日)から88日目の日を「八十八夜」といい、この時期に摘み取った、その年最初のお茶を新茶という。若々しい若葉の香りと爽やかな苦渋味とほのかな甘みが魅力の、まさにこの時期限定のもの。
 ということで、今回は新茶を2種類ご用意。まずは煎茶ともう1つ、より深く蒸らす「深蒸し煎茶」の2種類。茶葉そのものの色合いと香りの違いをまずは楽しんでいただき。今回は、「新茶飲み比べ」ということで、まずは煎茶と深蒸し茶のそれぞれ1煎目を飲み比べていただく。新茶の1煎目をおいしく淹れるコツは、いつもより多めの茶葉を使うことと、それから60度くらいに湯冷ましした湯を注ぐこと。そして、いつもより長め、1分ほど蒸らしてから、湯呑に最後の1滴まで注ぐ。低めの湯でお茶を淹れると、「テアニン」という緑茶のうまみが存分に引き出され、驚くほどにこっくりとした、そしてとろりとした1杯に。深蒸しよりも、最初の煎茶の方がよりうまみが引き出される。
 そして、続いての2煎目。今度は急須に熱湯を注ぎ、すぐに湯呑へ。こうすることで、2煎目ならではの苦渋味が引き出され、お菓子に合わせるのはこちら。ということで、テーブル中央にはお気に入りの重箱。そしてその中には、国立「一真庵」の季節の上生菓子がちょこんと並び。みなさんで真剣勝負のもと、それぞれにお菓子を選んでいただき。白餡をういろうで包んだ「青梅」にこしあんを道明寺で包んだ、紫陽花を表現した「四ひらの花」、こしあんの練り切り、牡丹を表現した「富貴草」などなど。どれもこれも、本当に愛らしくて、思わずうっとり。2煎目の煎茶の新茶と合わせて、いただき。質の良い甘さとしっとりとした風味、本当においしい和菓子を久しぶりにいただきながら、新茶との相性のよさに、ついつい夢中になり。続いて、最後に深蒸しの2煎目を進めつつ、楽しいおしゃべりは尽きず。料理もそうなのだが、こうやっておいしいお茶とお菓子を囲んで、初めまして、の顔ぶれもあちらこちらにありつつも、いつのまにかその距離も一気に縮まり。丁寧に淹れるお茶をゆっくりと味わう午前の時間、時には本当にいいもので。私も含め、きっとみなさん、充実した午後となったのでは。みなさんをお見送りし、笑い声の余韻残るキッチンにて、片づけをし。
 明日のお菓子仕込みに向けて。今日は、その中の1つ、「季節のポルボローネ」の成型まで。今回は、フィリングに半分は「アールグレイ茶葉」、半分は「抹茶」を加え。まずは薄力粉とアーモンドプードルをゆっくりと乾煎りにさらさらにする。この工程によって、口に入れた時の、ホロホロホロッと溶けるような、崩れるようなあの食感が生まれる。そして生地が仕上がってから、1つずつを四角く成型していく。手がかかるだけのおいしさがある、そんなことを実感する焼き菓子の1つ。
 「季節のポルボローネ2種(初夏)」・・・これからの季節に向けて。お買い上げ後、冷凍庫に冷やしていただき、召し上がる10分前くらいに出してのお召し上がり、おすすめです。
 
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Author:くにたちの食卓 いづい
くにたちにある小さな食のギャラリー、「くにたちの食卓 いづい」。料理教室や食のイベントなど、「食」を通して、人が集まる場所です。
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